『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第17週」2022-02-27

2022年2月27日 當山日出夫(とうやまひでお)

『カムカムエヴリバディ』第17週
https://www.nhk.or.jp/comecome/story/details/story_details_17.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年2月20日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第16週」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/02/20/9465859

ひなたは映画村に就職することになった。この週で印象に残っているのは、次の二つぐらいあるだろうか。

第一に、ひなたのこと。

夏の間、映画村でアルバイトをして、結局、高校を卒業してから、映画村に就職することになった。ここは、運が良かったというべきなのであろうか。

そのひなたの目を通して描かれるのは、映画村のことであり、また、映画の撮影のことである。五十嵐は、大部屋俳優として死体役をしていた。

私は、映画村には行ったことがない。嵐電には乗ったことがあると思うのだが、映画村に行くことはなかった。このドラマ、映画村と、大月の店のある商店街と、天神さんと、賀茂川(鴨川)……これらの位置関係が、いまひとつはっきりしないところがある。ひなたと五十嵐は、映画を見るために嵐電に乗っていたのはわかるが、いったいどこに行ったのだろうか。この当時の京都の街で映画を見るといえば、中心部の四条河原町の界隈だったろうか。とするならば、嵐電からさらに乗り換えなくてはいけない。

ともあれ、映画村に就職したひなたは、なんとか仕事をこなしているようである。

第二、映画のこと。

黍之丞シリーズの、「隠れ里の決闘」を再映画化する。以前、この映画を撮ったとき、虚無蔵が大部屋から抜擢されたという経緯がある。その理由はいったい何であったのか。映画の会社内での噂話、また、当事者である虚無蔵の回顧談が興味深い。

今回は、オーディションで役者を決めることになった。それに五十嵐とともに、虚無蔵も参加する。はたして、オーディションを勝ち取るのはどちらか。いや、この二人以外の誰かになるのだろうか。

以上の二つのことぐらいが、印象に残っていることである。

ひなたは、五十嵐のために回転焼きを焼くことになる。そのために練習したようだ。ひなたの焼いた回転焼きを食べた五十嵐には、オーディションに通ってほしいと思う。

また、算太が登場していた。岡山を出て、これまでいったいどこで何をしていたのだろうか。少なくとも、ダンスを通じて、モモケン(二代目)と親交のあったことは確からしい。

次週、オーディションの結果があきらかになる。映画作りは順調に進むだろうか。(もうこのころは、日本の映画産業は衰退期と言っていいと思うのだが。)また、算太はるいと再開することになるようだ。次週を楽しみに見ることにしよう。

2022年2月26日記

追記 2022年3月6日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年3月6日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第18週」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/03/06/9469758