『ちむどんどん』あれこれ「渚の、魚てんぷら」2022-07-17

2022年7月17日 當山日出夫

『ちむどんどん』第14週「渚の、魚てんぷら」
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/story/week_14.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年7月10日
『ちむどんどん』あれこれ「黒砂糖のキッス」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/10/9507613

特にこのドラマが駄作だとは思っていないのだが、今一つ面白くない。いや、普通に見ていれば、それなりに楽しめるドラマになってはいる。ただ、朝ドラは、ここしばらく出来のいい作品が続いていたので、どうしても比較して考えてしまうということもあるのかとも思う。

暢子、愛、和彦、智……この四人であるが、結局、和彦と愛は一緒になることはなく、別れた。愛は、パリに行くことになった。まあ、このあたりの展開は、予想のつくところではある。

よく分からないのが、暢子と智。角力に勝ったらプロポーズするということになっていた。結果的には、暢子は智を受け入れない。ここしばらくは、仕事(料理)の方を選択するということである。まあ、暢子にしても、愛にしても、結婚か仕事かという選択において、仕事を選んだ女性ということにはなる。

しかし、その仕事を選択するにいたる過程が、今一つ説得力を持って描かれているとは感じられない。

ドラマであるから、特に誰に共感するということは無くてもいいのかもしれない。そうはいっても、登場人物の心の動きと行動に、説得力がないといけないと思う。このドラマに不足しているのは、その説得力だろう。そこを、無理に想像力でおぎなおうとすると、不満が生じることになる。

さて、次週は、母の優子の再婚話しである。沖縄に舞台が移って物語は展開するようだ。どうなるか楽しみに見ることにしよう。

2022年7月16日記

追記 2022年7月24日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年7月24日
『ちむどんどん』あれこれ「ウークイの夜」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/24/9511603