『鎌倉殿の13人』あれこれ「ままならぬ玉」 ― 2022-08-02
2022年8月2日 當山日出夫(とうやまひでお)
『鎌倉殿の13人』第29回「ままならぬ玉」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/29.html
前回は、
やまもも書斎記 2022年7月26日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「名刀の主」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/26/9512145
この回で描いていたのは、頼家の孤独といっていいだろうか。
二代目の鎌倉殿になった頼家は、横暴、専制というほどではないが、あまり臣下のいうことに耳を傾けることはない。そして、頼家は、蹴鞠に熱心である。鎌倉殿の孤独から逃げるために、蹴鞠にうちこんでいる。このあたりの、権力の座にあるものの孤独感ということが、丁寧に描かれていたと思う。
面白かったのは、終わりの方で井戸の中に落ちるシーン。このあたり、やはり、先の見えないドラマの展開、まさに三谷幸喜の脚本の真骨頂という気がする。
最終的には、頼家は鎌倉殿としての責務をはたし、また、鎌倉殿に対する呪詛も終わったというところで、一件落着かと思ったところで、最後に、呪詛の人形が一つ残っていた。さて、これが、これからのドラマの展開にとってどのような伏線になるのだろうか。頼家の最期ということを、どう描くことになるのか。また、実朝暗殺は、どのようになるのだろうか。
ところで見ていて面白かったのは、全成の呪詛のシーン。たぶん、時代考証を踏まえてのものだろうとは思うが、古代、中世における、呪術とはあのようなものであったのかと、これは興味深かった。まあ、結局、あまり効果は無かったようではあるが。
それから、善児の跡を継ぐことになった、トウ。これから、どのような場面で、どのような役割を果たすことになるのか。このトウが、義時の支配下にあるということが、歴史の動きの局面で、どんな働きをすることになるのか、今後の展開が楽しみである。
次週以降、いよいよ、北条と比企の対立ということになるようだ。楽しみに見ることにしよう。
2022年8月1日記
『鎌倉殿の13人』第29回「ままならぬ玉」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/29.html
前回は、
やまもも書斎記 2022年7月26日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「名刀の主」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/07/26/9512145
この回で描いていたのは、頼家の孤独といっていいだろうか。
二代目の鎌倉殿になった頼家は、横暴、専制というほどではないが、あまり臣下のいうことに耳を傾けることはない。そして、頼家は、蹴鞠に熱心である。鎌倉殿の孤独から逃げるために、蹴鞠にうちこんでいる。このあたりの、権力の座にあるものの孤独感ということが、丁寧に描かれていたと思う。
面白かったのは、終わりの方で井戸の中に落ちるシーン。このあたり、やはり、先の見えないドラマの展開、まさに三谷幸喜の脚本の真骨頂という気がする。
最終的には、頼家は鎌倉殿としての責務をはたし、また、鎌倉殿に対する呪詛も終わったというところで、一件落着かと思ったところで、最後に、呪詛の人形が一つ残っていた。さて、これが、これからのドラマの展開にとってどのような伏線になるのだろうか。頼家の最期ということを、どう描くことになるのか。また、実朝暗殺は、どのようになるのだろうか。
ところで見ていて面白かったのは、全成の呪詛のシーン。たぶん、時代考証を踏まえてのものだろうとは思うが、古代、中世における、呪術とはあのようなものであったのかと、これは興味深かった。まあ、結局、あまり効果は無かったようではあるが。
それから、善児の跡を継ぐことになった、トウ。これから、どのような場面で、どのような役割を果たすことになるのか。このトウが、義時の支配下にあるということが、歴史の動きの局面で、どんな働きをすることになるのか、今後の展開が楽しみである。
次週以降、いよいよ、北条と比企の対立ということになるようだ。楽しみに見ることにしよう。
2022年8月1日記
追記 2022年8月9日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年8月9日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「全成の確率」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/08/09/9516214
この続きは、
やまもも書斎記 2022年8月9日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「全成の確率」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/08/09/9516214
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