『鎌倉殿の13人』あれこれ「修善寺」2022-08-30

2022年8月30日 當山日出夫

『鎌倉殿の13人』第33回「修善寺」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/33.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年8月23日
『鎌倉殿13人』あれこれ「災いの種」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/08/23/9519963

頼家は死ぬことになる。そして、そこにいたのは善児だった。

善児は、このドラマでは架空の人物である。(ひょっとすると史料に何か残っているのかもしれないが、私は知り得ないでいる)。この架空の人物は、このドラマの最初の方で登場してきていて、かなり印象が強かった。その後、ときおり登場して、ここぞというときに腕を振るっていた。

その善児が、頼家の最後にもかかわるのだが、ミスをする。そのミスの原因が、前回に出てきたあるシーン。ここは、うまく伏線がつながっていることになる。

この回の見せ場は、やはり終わりの頼家暗殺の部分。猿楽にまぎれて忍び込んだ刺客。ここでの殺陣は、比較的新しい感じに演出してあった。これまで、合戦シーンなどの殺陣では、いかにも鎌倉時代という雰囲気で、ちょっと古風な演出であったのに比較すると、現代の時代劇風のつくりになっていた。

ところで、運慶と義時の会話が興味深かった。義時は、悪い顔になったという。なるほどそうであろうと思う。権力者の顔である。これから、鎌倉幕府は、義時がひきいる北条氏が権力を握ることになる。

では、実朝は、どのような鎌倉殿としてこれから描かれることになるのであろうか。

次回以降の展開を楽しみに見ることにしよう。トウはこれからも登場することになるのだろうか。

2022年8月29日記

追記 2022年9月6日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年9月6日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「理想の結婚」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/09/06/9523890