映像の世紀バタフライエフェクト「9.11 同時多発テロへの点と線」2022-09-16

2022年9月16日 當山日出夫

映像の世紀バタフライエフェクト 「9.11 同時多発テロへの点と線」

九月一二日の放送。録画を翌日の朝にゆっくりと見た。

二〇〇一年九月一一日の事件のとき、夜、たまたまテレビを見ていた。つけていたのが、NHKだったこともあり、二機目の突入のシーンをテレビで見たと記憶している。

思えば、その時から世界は変わった。思い起こせば、日本国内では「昭和」の終わりがあり、湾岸戦争があって、ベルリンの壁の崩壊からソ連解体ということがあった。今から思えば、二一世紀という時代は、その少し前、一〇年ほどまえから考えるべきなのかもしれないと、思ったりもする。

しかし、その後の世界はどうだろうか……アメリカのイラク戦争は、日本から見ると、どこか他人事として過ぎてしまってきたかと思えてならない。だが、今年はじまったウクライナでの戦争は、それと変わって、かなり身近なものに感じるようになっている。

二〇二二年の日本はどうだろうか。今の日本の有様……政治の世界では、国葬と統一教会の問題でゆれている……これこそ、二〇年前、三〇年前からはじまった、二一世紀の日本の姿なのかもしれない。

つらつら思い起こせば、二〇一一年の事件をふくめて、ベルリンの壁の崩壊からウクライナ戦争ぐらいまでの期間が、二一世紀の世界の「序章」といっていいだろうか。

ともあれ、テレビ(録画)を見ていていろいろと思うことはあった。テロを憎しみの連鎖と見る視点もあるだろう、あるいは、アメリカの富によるアラブ世界への収奪、石油利権に、なんらかの因果関係を見ることもできるかもしれない。後世の歴史家は、どう見るだろうか。とはいえ、同じ時代に生きてきた人間としては、世界は激動の時代であったことであり、一方、個人的には幸いなことに比較的平穏無事に生きて来れたと思ったりもする。

2022年9月13日記

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