『鎌倉殿の13人』あれこれ「武士の鑑」2022-09-20

2022年9月20日 當山日出夫

『鎌倉殿の13人』第36回「武士の鑑」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/36.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年9月13日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「苦い盃」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/09/13/9525593

この回は、面白かった。見ていて印象に残っているのは、次の二点になるだろうか。

第一に合戦シーン。

おそらく、このドラマのこの回の合戦シーンは、大河ドラマの歴史に残る名場面になるのではないだろうか。義時と畠山の合戦、なかんずく両者の一騎打ちの場面がよかった。このあたりは、おそらくフィクションとして描かれたということなのだろうが、迫力があった。

第二に、今後の伏線。

父の執権、時政は、いずれ放逐されることになるはずなのだが、ここにいたる伏線として、権力者はいかにあるべきかをめぐって、義時と時政の確執が描かれていた。このあたりの描写は、うまいと思う。このドラマは、「権力」にあるものはどうあるべきかをめぐって展開するドラマであると思っている。この観点からは、時政のゆくすえが、まずは気にかかるところである。

以上の二つのことを思ってみる。

ところで、合戦のシーンは、ロケなのか、VFXなのか。どうでもいいことなのかもしれないが、撮影技術の進歩ということも、ドラマを面白くするために大きく寄与していることが理解される。

さて、次週以降、権力をめぐってこのドラマはどう展開することになるだろうか。続きを楽しみに見ることにしよう。

2022年9月19日記

追記 2022年9月27日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年9月27日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「オンベレブンビンバ」
#鎌倉殿の13人
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/09/27/9528907

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの名称の平仮名4文字を記入してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/09/20/9527315/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。