『ちむどんどん』あれこれ「やんばる!ちむどんどん!」 ― 2022-10-02
2022年10月2日 當山日出夫
『ちむどんどん』最終週「やんばる!ちむどんどん!」
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/story/week_25.html
前回は、
やまもも書斎記 2022年9月25日
『ちむどんどん』あれこれ「ゆし豆腐のセレナーデ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/09/25/9528476
半年の放送が終わった。
このドラマについては、いろいろ批判があった。それは、なるほどと思うところもあるのだが、しかし、それでもこのドラマを半年にわたって見てきた。思うところなど思うままに書いてみる。
沖縄を舞台にしたということは、どうだったのだろうか。このドラマは特に沖縄ということがなくても十分になりたつ。たしかに、ところどころで、沖縄での戦争のエピソードなど織り込まれてはいた。しかし、それが、ドラマの進行にとって不可欠の要素として組み込まれていたかとなると、ちょっと疑問が残る。
また、食文化のとりあつかいはどうだったろうか。沖縄の郷土料理、イタリア料理、いろいろと出てはきたのだが、ただ、その料理が出てきたというだけで終わってしまっていたように思われる。沖縄の料理と、ドラマのストーリーが深く密接にからみあってということにはなっていなかった。
それにしても、どうして暢子は、思いつきでことを進めるのだろうか。東京に行って料理人になりたいと思ったのも成り行きまかせであったし、フォンターナを辞めて沖縄料理の店を開きたいと思ったのも思いつきであった。その沖縄料理の店も急にやめて、沖縄に移住することになった。さらに、沖縄の比嘉の家で沖縄料理店をやりたいと言い出したのも、思いつきとしか思えない。まあ、たしかに、本人は、ちむどんどんして決めたことだったのかもしれないが、しかし、計画性の無さということが、どうしてもひっかかってしまうのである。
いろいろ批判的に見ることの多いドラマではあったが、半年の間見てきた。私は、このドラマが、おそらく製作者が意図したような傑作にはならなかったと思う。しかし、批判されるほどの駄作であるとも思わない。朝ドラとしては、合格点の作品であったのではないか。とにかく、なんがかんだと不満を感じながらも、最後まで見ることになったのだから、それなりのクオリティであったとは思う。
さて、次には、「舞いあがれ!」である。どのようなドラマになるか、楽しみに見ることにしよう。
2022年9月30日記
『ちむどんどん』最終週「やんばる!ちむどんどん!」
https://www.nhk.or.jp/chimudondon/story/week_25.html
前回は、
やまもも書斎記 2022年9月25日
『ちむどんどん』あれこれ「ゆし豆腐のセレナーデ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/09/25/9528476
半年の放送が終わった。
このドラマについては、いろいろ批判があった。それは、なるほどと思うところもあるのだが、しかし、それでもこのドラマを半年にわたって見てきた。思うところなど思うままに書いてみる。
沖縄を舞台にしたということは、どうだったのだろうか。このドラマは特に沖縄ということがなくても十分になりたつ。たしかに、ところどころで、沖縄での戦争のエピソードなど織り込まれてはいた。しかし、それが、ドラマの進行にとって不可欠の要素として組み込まれていたかとなると、ちょっと疑問が残る。
また、食文化のとりあつかいはどうだったろうか。沖縄の郷土料理、イタリア料理、いろいろと出てはきたのだが、ただ、その料理が出てきたというだけで終わってしまっていたように思われる。沖縄の料理と、ドラマのストーリーが深く密接にからみあってということにはなっていなかった。
それにしても、どうして暢子は、思いつきでことを進めるのだろうか。東京に行って料理人になりたいと思ったのも成り行きまかせであったし、フォンターナを辞めて沖縄料理の店を開きたいと思ったのも思いつきであった。その沖縄料理の店も急にやめて、沖縄に移住することになった。さらに、沖縄の比嘉の家で沖縄料理店をやりたいと言い出したのも、思いつきとしか思えない。まあ、たしかに、本人は、ちむどんどんして決めたことだったのかもしれないが、しかし、計画性の無さということが、どうしてもひっかかってしまうのである。
いろいろ批判的に見ることの多いドラマではあったが、半年の間見てきた。私は、このドラマが、おそらく製作者が意図したような傑作にはならなかったと思う。しかし、批判されるほどの駄作であるとも思わない。朝ドラとしては、合格点の作品であったのではないか。とにかく、なんがかんだと不満を感じながらも、最後まで見ることになったのだから、それなりのクオリティであったとは思う。
さて、次には、「舞いあがれ!」である。どのようなドラマになるか、楽しみに見ることにしよう。
2022年9月30日記
最近のコメント