『舞いあがれ!』あれこれ「お母ちゃんとわたし」 ― 2022-10-09
2022年10月9日 當山日出夫
『舞いあがれ!』第1週「お母ちゃんとわたし」
https://www.nhk.or.jp/maiagare/movie/week01/
いつものように新しい朝ドラを見ている。こんどは、大阪BKの制作である。空を飛ぶ女性の物語、ということらしい。
第一週を見た限りでは、非常にゆっくりと話しが進んでいく。東大阪に住まいしていた少女が、体が弱いので転地療養ということで、母の実家の五島に行くことになる。
東大阪での家族の生活、町工場の様子、学校の友達、五島に行ってからの新しい人びと、学校の友達、そして、何よりも祖母との出会い。このあたりの人間関係が、非常に細やかな視点で描かれていると感じる。
何よりも、五島の島の風景がきれいである。その空に凧が舞う。
ところで、考証ミスと思われるところが一つあった。舞の五島での小学校の同級生の妹、名前を「凛」ということである。この漢字は、現在では人名用漢字ということで、名付けに多く使われるが、人名用漢字になったのは新しい。「凛」が人名用漢字になったのは、2004(平成16年)のことである。その別字である「凜」は、もうちょっとはやくて、1990(平成2年)である。
たしか、ドラマの現在は、1994年のはずである。(震災の前の年からスタートである。)1994年に小学校に通っている子供の名前に、「凛」は無理である。
ささいなことではあるが、漢字のことを考えることの多い人間としては、このようなところにどうしても目がいってしまう。
さて、このドラマ、次週も五島での小学校生活を描くようだ。どのような展開になるか、楽しみに見ることにしよう。
2022年10月8日記
『舞いあがれ!』第1週「お母ちゃんとわたし」
https://www.nhk.or.jp/maiagare/movie/week01/
いつものように新しい朝ドラを見ている。こんどは、大阪BKの制作である。空を飛ぶ女性の物語、ということらしい。
第一週を見た限りでは、非常にゆっくりと話しが進んでいく。東大阪に住まいしていた少女が、体が弱いので転地療養ということで、母の実家の五島に行くことになる。
東大阪での家族の生活、町工場の様子、学校の友達、五島に行ってからの新しい人びと、学校の友達、そして、何よりも祖母との出会い。このあたりの人間関係が、非常に細やかな視点で描かれていると感じる。
何よりも、五島の島の風景がきれいである。その空に凧が舞う。
ところで、考証ミスと思われるところが一つあった。舞の五島での小学校の同級生の妹、名前を「凛」ということである。この漢字は、現在では人名用漢字ということで、名付けに多く使われるが、人名用漢字になったのは新しい。「凛」が人名用漢字になったのは、2004(平成16年)のことである。その別字である「凜」は、もうちょっとはやくて、1990(平成2年)である。
たしか、ドラマの現在は、1994年のはずである。(震災の前の年からスタートである。)1994年に小学校に通っている子供の名前に、「凛」は無理である。
ささいなことではあるが、漢字のことを考えることの多い人間としては、このようなところにどうしても目がいってしまう。
さて、このドラマ、次週も五島での小学校生活を描くようだ。どのような展開になるか、楽しみに見ることにしよう。
2022年10月8日記
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