鎌倉殿の13人 応援感謝!ウラ話トークSP~そしてクライマックスへ~2022-10-11

2022年10月11日 當山日出夫

この回は、通常の放送ではなく、スペシャルのトークショー。これには、賛否両論あったろうと思うが、これはこれで十分に楽しめる内容になっていたと思う。

大河ドラマというのは、一年の放送であり、それの収録にはもっと時間がかかっている。その間に、役者も、役柄も、徐々に変わっていく……というあたりのことが興味深かった。義時については、回を重ねるにしたがって、板東の素朴な若者から、徐々に権力者の悪い人間になっていく、その過程をじっくりとこのドラマでは描いているように思える。

義時が言っていたが……雪のシーンの撮影があった。これは、実朝暗殺の時のことになるのだろうか。

それから、強調されていたのが、最終回。義時の最期。さて、いったいどんな内容になるのだろうか、これは今から期待するところが大きい。

ともあれ、次週は、通常の放送にもどる。これからの出来事としては、実朝の暗殺、そして、承久の乱ということになるのだろうが、これをこのドラマがどのように描いていくことになるのか、これからの放送を楽しみに見ることにしよう。

2022年10月10日記

百日紅2022-10-12

2022年10月12日 當山日出夫

水曜日なので写真の日。今日は百日紅である。

前回は、
やまもも書斎記 2022年10月5日
百日紅
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/10/05/9530955

先週に引き続き、百日紅である。我が家に白い花を咲かせる百日紅の木がある。赤い花と同様に、夏になると咲く。

数年前までは、比較的低い位置に花が咲くので、そのつぼみから開花までの様子を写真に撮ることができたのだが、何故か低いところで咲かなくなってしまった。木の上の方で花が咲く。これは、ちょっと離れたところから望遠レンズで撮るしかない。

この花も、もう一〇月になると散ってしまっている。その隣のハナミズキの木が紅葉し始めている。庭の杜鵑草の花も咲きそうになってきている。南天の実を見ると、すこし赤くなってきているのが分かる。秋の様子に変わってきている。

百日紅

百日紅

百日紅

百日紅

百日紅


Nikon D500
TAMRON SP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2

2022年10月10日記

追記 2022年10月19日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年10月19日
露草
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/10/19/9534342

『ウクライナ戦争と米中対立』峯村健司/幻冬舎新書2022-10-13

2022年10月13日 當山日出夫

ウクライナ戦争と米中対立

峯村健司.『ウクライナ戦争と米中対立-帝国主義に逆襲される世界-』(幻冬舎新書).幻冬舎.2022
https://www.gentosha.co.jp/book/b14583.html

峯村健司の対談集である。

対談の相手は次のとおり。

小泉悠
鈴木一人
村野将
小野田治
細谷雄一

どれもその分野での一流の人物と言っていいだろう。論調としては、リアルに国際政治と歴史の流れを見ているというべきである。これは、保守とか右翼とかにラベリングして分類すべきものではないと考える。

いろんな論点が論じられているのだが、基本的に、
・ウクライナ戦争
・ロシア
・アメリカ
・中国
そして、
・台湾有事

これらの現実の国際政治のなかで、今最も重要なテーマについて、縦横に論じてある。これを読んで感じるのは、まさに今の時代に生きる日本の問題、課題である。また、台湾有事ということが、単なる空想のことではないことがよく理解される。

これからの時代、二一世紀になって二〇年以上が経過した時点においてであるが、これからの国際社会の向かっていく方向が、必ずしも幸福なものではないことを、強く実感することになる。

覇権主義的世界、多極化する世界にあって、日本はこれからどうすべきか。直近の問題としては、台湾有事というときに、何を成しうるのか、いろいろと考えることが多い。今の世界では、民主主義国家の方がマイノリティになってしまっている、という指摘は重要かもしれない。うまく統治できて、経済的に繁栄することができるならば、独裁体制でもいいのではないか、そう思う国が増えてきていることは否定できないことだろう。

最も避けるべき議論……ロシアも悪いがウクライナも悪い。どっちもどっち。この論法で、台湾有事があったとして、中国も悪いがそれなりに理がある。軍事的にも強い。ならば、尖閣諸島ぐらいで我慢しておいて、日本が平和と中立を保つのが賢明……さて、このような論は、もうすでに水面下では浸透している考え方かもしれない。それこそ、中国の言論工作のねらいということになろう。

2022年9月30日記

ザ・バックヤード「東武動物公園 2」2022-10-14

2022年10月14日 當山日出夫

ザ・バックヤード 東武動物公園 2

残念ながら、東武動物公園にはまだ行ったことがない。東京に住んでいたころは、上野の動物園にはよく行った。多摩の動物園にも行ったことがある。井の頭の動物園にも行った。それから、京都の岡崎の動物園には、何度か行ったものである。

ただ、近年になってあまり行っていない。子供が大きくなってしまうと、動物園に行くということが無くなってしまうということもある。また、最近は、COVID-19のこともあって、家を出ることが自体が少なくなっている。

動物園も近年は大きく変わってきているらしい。より野生に近い環境で飼育するように変わってきているということは、テレビのニュースなどで目にすることである。

東武動物公園のバックヤードであるが、これは面白かった。屠体給餌という方法は、以前に、何かのニュースで見たかと憶えているのだが、興味深い。駆除される野生の鹿の肉を与えるというのは、確かに理にかなっている。

ただ、動物を飼育、展示するだけの場所ではなく、種の保存、繁殖ということも、これからの動物園の重要な役割である。この意味からも、東武動物公園のとりくみなどは、とても面白かった。

2022年10月13日記

『日本解体論』白井聡・望月衣塑子/朝日新書2022-10-15

2022年10月15日 當山日出夫

日本解体論

白井聡・望月衣塑子.『日本解体論』(朝日新書).朝日新聞出版.2022
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23726

これは面白かった。白井聡の本は、いくぶんは読んでいるつもりである。はっきり言ってダメ左翼という印象しかない。だいたいにおいて、白井聡の本で言っていることは、現状の問題点の分析はまあまともなのだが、ではどう対処すべきかということになると、ダメになる。適切な現実的な処方箋が提示できていないのである。

まあ、この本でもそのきらいはないではない。ではどうすればいいのかとなって、自民党に投票することを止めればいい、という程度のことでしかない。これは、まったく何も言っていないに等しい。

が、ともあれ、全体としては面白い本であった。その主張するところの大部分は、共感できるものである。今日の日本社会の劣化というべき諸々の現象の指摘には、同意するところが多い。

特に興味深いのは、メディアの劣化論であろうか。このあたりは、対談の一方である望月衣塑子が新聞記者であるということもあって、政治をめぐる新聞、テレビなどの問題が、するどく指摘されている。そのなかにあって、良心的なジャーナリストというものが、皆無ではないということも言っていいことなのかもしれない。

ただ、ウクライナ問題になると、ちょっと議論が鈍くなる。このテーマについては、やはり、軍事と国際政治の専門知を必要とすることだと感じる。さらに言えば、このあたりの議論は、日本の左翼のダメさがよく分かる。

2022年9月28日記

『舞いあがれ!』あれこれ「ばらもん凧、あがれ!」2022-10-16

2022年10月16日 當山日出夫

『舞いあがれ!』第2週「ばらもん凧、あがれ!」
https://www.nhk.or.jp/maiagare/movie/week02/

今度の朝ドラは、わりと評判がいいようだ。

いくら転地療養といっても、原因不明で発熱する小さい子供を一人残して母親が帰ってしまう、しかもそこは母の故郷とはいえ離島であり、医療も十分であるとはいえないかもしれない、このような設定は、場合によっては顰蹙ものであったかもしれないが、ここはうまく描いていたと思う。それは、たぶん、親というものを理想化していないことに起因するのかもしれない。

これまで朝ドラの母親は、かなり理想化した母親として描かれてきたところがある。それを思って見るならば、今回のドラマでは、いい母親になろうとして頑張っている一人の女性という雰囲気で描いている。このあたりが、このドラマのよさなかと思う。

ともあれ、舞の五島での滞在は功を奏したようである。熱も出なくなったし、何よりも、自分で判断して、自分の気持ちで行動できるようになった。このあたりの子供の変化を、ドラマのはじめの二週で、上手に描いてあった。

ところで、舞のことばは大阪方言である。ドラマのなかでの変化としては、祖母の祥子の呼称が「おばあちゃん」から「ばんば」に変わったことがある。それから、最後のところで、舞が自らばらもん凧を揚げたいと、一太に言う場面では、五島方言をつかっていた。このあたり、舞のことば……大阪方言と五島方言のつかいかた……が、たくみであると感じるところがある。

次週以降、東大阪に舞台は移る。また、成長した舞も登場するようだ。楽しみに見ることにしよう。

2022年10月15日記

ブラタモリ「対馬」2022-10-17

2022年10月17日 當山日出夫

ブラタモリ 対馬

対馬には行ったことがない。日本と朝鮮半島の間にある島という程度の知識しかない。

この回であつかっていたのは、主に古代の対馬。遣唐使などの通路にあたり、また、大陸や朝鮮半島に対する、最前線の国境防備の島であったことになる。白村江の戦いのことは、昔、歴史の授業で習ったことである。(もう、ほとんど忘れかけている。)

興味深いのは、やはり城跡の城壁である。たままた島の地質として、そのあたりにある岩石でしか、そのような城を作れなかったということは、重要なことかもしれない。

見ていて、なんとなく、古代に話題がかたよっているという印象があったのだが、これは、次週以降に中世の話しなるようだ。さて、近世のことまで話しが及ぶだろうか。次週を楽しみ見ることにしよう。

2022年10月16日記

『鎌倉殿の13人』あれこれ「穏やかな一日」2022-10-18

2022年10月18日 當山日出夫

『鎌倉殿の13人』第39回「穏やかな一日」
https://www.nhk.or.jp/kamakura13/story/39.html

前回は、
やまもも書斎記 2022年10月3日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「時を継ぐ者」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/10/04/9530701

義時は、権力者になっていく。それは、あるいは、板東武者の頂点にたつということとは、ちょっと意味が違うかもしれない。板東武者、御家人をたばねる共同体的な存在としての北条では、もはやなくなっている。そこにあるのは、「鎌倉殿」であり、「執権」である。政治の権力の中枢に位置するものになっている。

この回で描いていたのは、鎌倉での普通の日々。タイトルは「穏やかな」とあるが、決して穏やかなものではないことが、見ていて実感される。実朝、義時の、ある意味で確執といってよいことから、御家人の間にある反北条の感情のわだかまり、このあたりが、一見穏やかな日々の影にうごめいていることになる。

最後に、公曉が登場していた。読み方は、「こうぎょう」とあったのは、最近の歴史学の考えかたに依拠したものであろう。(私が、昔読んだ本、学校の歴史の授業で習ったときは、「くぎょう」で憶えていたものである。)

歴史の結果として、源氏は実朝で途絶えることになるのだが、あるいは、事件が起こらなくても、源氏は三代で終わることになったのかもしれない。実朝は、どうやら、女生と関係をもつことができないようだ。といって、今更、実朝に変わって新しい鎌倉殿というわけにもいかないだろう。

権力の中心は北条にある。権力を掌握した北条のトップに位置する義時は、いわば悪人である。決して善意だけでは、権力を維持することができないことを、このドラマは、静かに描いていると思う。

さて、次週以降はどうなるだろうか。実朝をめぐる悲劇へと進んでいくことになる。楽しみに見ることにしよう。

2022年10月17日記

追記 2022年10月25日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年10月25日
『鎌倉殿の13人』あれこれ「罠と罠」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/10/25/9535725

露草2022-10-19

2022年10月19日 當山日出夫

水曜日なので写真の日。今日は露草である。

前回は、
やまもも書斎記 2022年10月12日
百日紅
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/10/12/9532653

露草の花の時期はかなり長い。普通には夏の花というイメージがあるかと思うが、観察して見ていると、七月にはちらほらと咲きはじめて、一〇月になっても咲いているのを見ることができる。

この花が咲くころは、朝一番に起きて、日が昇って明るくなったころにカメラと三脚を持って出て、写真に撮ることにしていた。これも、あまり時間が早いと、まだ花が咲いていない。明るくなってしばらくして花が開いたころを見はからうことになる。

朝日の直射日光があたってしまうと、青い色の花がきれいに撮れない。日が昇ってちょっと時間がたったころの、それも日陰のやわらかい光のときがいいようである。

庭に出ると杜鵑草が咲きはじめている。家を出てすこし歩くとコスモスの花が咲いているのも見える。柿の実が赤くなってきている。

露草

露草

露草

露草

露草

露草

Nikon D500
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD

2022年10月17日記

追記 2022年10月26日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年10月26日
万両
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/10/26/9535953

映像の世紀バタフライエフェクト「ジェノサイド 虐殺と黙殺」2022-10-20

2022年10月20日 當山日出夫

映像の世紀バタフライエフェクト ジェノサイド 虐殺と黙殺

ユダヤ人に対するジェノサイドをおこなった人びとは、同時に、フルトヴェングラーの芸術を愛好する人びとでもあった。

ナチスによるユダヤ人虐殺について、イギリスもアメリカも知っていた。おそらく、アウシュビッツで何が行われているかも、かなり知っていたにちがいない。しかし、それに対して実効的に何か行われるということはなかった。結局、ナチスの敗北を待ってのことになった。

この回で大きくとりあげていたのは、ナチスによるユダヤ人虐殺と、ルワンダでのこと。それ以外に、日本の原爆のことが出てきていた。また、今年(二〇二二)になってからのことして、ウクライナでの出来事がある。

おそらく、ジェノサイドということで取り上げるなら、もっと多くの事例があるにちがいない。ソ連で何がおこなわれていたか。あるいは、中国でいったい何があった、今、何が行われているのか。これらについて、番組で言及することはなかったが、おそらく国際社会としては、知っていた、ということになるのだろうと思う。

ともあれ、「ジェノサイド」ということばが、概念が、第二次世界大戦後になって新たに作られたものであることは意味がある。ことばがあって始めて人間は事態を把握できるものである。

国際社会における正義とは何か、強く問いかける番組であったと思う。

2022年10月19日記