映像の世紀バタフライエフェクト「世界を変えた“愚か者”フラーとジョブズ」2022-11-10

2022年11月10日 當山日出夫

映像の世紀バタフライエフェクト 「世界を変えた“愚か者”フラーとジョブズ」

いろいろと考えるところの多い番組だった。

アップルの製品で、今、持っているのは、iPodだけである。これも、もう製造は中止になってしまっている。以前、一時期、Macを使っていたこともある。ただ、これも、今では使っていない。理由としては、大学で学生相手にコンピュータ関係の授業を担当するようになったからである。大学のコンピュータは、Windowsである。それと同じものを自分でもつかっていないと不都合になってきた。Macは使わなくなってしまった。

ただ、PCについて好みを言えば、Macは、世間で言われているほどいいPCであるとは思っていなかった。PCで仕事をする、というよりは、実際にアプリケーションで仕事をする。自分の仕事にあったアプリケーションがあるかどうかが、もっとも重要なことになる。

Macを使っていたとき、一番気に入っていたのは、キーボードの感触である。その当時、一般のWindowsマシンについてくるキーボードとは、雲泥の差があった。よくできているなあ、とつくづく感じたものである。(これも、最近のWindowsマシンは、キーボードも別に買って選べるようになってきている。今は、東プレの製品を気に入って使っている。)それに、Macをつかっていて、頻繁に出てくる「爆弾」には閉口したものである。

それにしてもアップルは、なぜiPodをやめてしまったのだろうか。スマホで音楽が聴ける時代、それもサブスクリプションで、という時代になってきていることは確かである。だからといって、iPodのような製品が不要になったということはないだろうと思う。私のように、CDを買って、それをiPodで聞いているというユーザは多いだろう。

番組にで取り上げていたのは、フラーとジョブズ。このうちフラーのことについては、知らなかった。いや、その存在は、どこかで目にしていたのかとも思うが、それと意識して見るということはなかった。「宇宙船地球号」ということばは知っている。いつの間にか世の中に定着したことばになっている。考えてみれば、この概念を発明するということは、とても偉大なことであった。

ジョブズのような人間が活躍できる世の中が、まともな世の中なんだろうなあとは思う。だが、今の私としては、手元にあるiPodで、一人静かに音楽を聴いて時間をすごしたいと思っている。

2022年11月8日記