『舞いあがれ!』あれこれ「私らはチームや」2022-12-04

2022年12月4日 當山日出夫

『舞いあがれ!』第9週「私らはチームや」
https://www.nhk.or.jp/maiagare/movie/week09/

パイロットになるための資質とはどんなものであるべきなのだろうか。

大河内教官は、自分を過信するものはパイロットに向いていないという意味のことを強く言っていた。これは、なるほどと思うところがある。この大河内教官は、あくまでも沈着冷静である。もとは自衛隊の戦闘機のパイロットだったという。

その一方で、柏木の言うことも一理あると感じる。最終的には、パイロットは自分で判断を下さなければならない。その責任がある。

これに対して、舞は、チームの協調性を主張する。機長ひとりだけで飛んでいるのではない。多くの人びとの支えがあって飛んでいるのである。この認識も、また頷けるものである。なによりも、まだ訓練の段階なのである。一人でなにもかも正確な判断ができるわけではないだろう。

ただ、ドラマの展開としては、舞の言う周りの人びととの協調性という方向で動いていく。柏木は、始めかたくなであったが、徐々に同期の仲間に打ち解けていくようでもある。

この週は、帯広に移ってからのことになるのだが、自分で飛行機を操縦して空を飛ぶときの緊張感と、そして、その楽しさが、うまく表現されていたように思う。

ところで、単純に思うことだが、訓練用の飛行機には、GPSはついていないらしい。想像するだけなのだが、今の時代、GPS無しで空を飛ぶということは、現実的ではない。しかし、訓練としては、そのようなものに頼らずに、飛行できないといけないということなのだろう。

さて、次週以降、舞と柏木はどうなるのだろうか。同期の仲間たちは、無事に課程を終えることができるだろうか。続きを楽しみに見ることにしよう。

2022年12月3日記

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