『探偵ロマンス』(二)2023-02-03

2023年2月3日 當山日出夫

探偵ロマンス 第二回

先週の土曜日の放送。録画しておいて、後日にゆっくりと見た。

たしかにエンタテイメントとして作ってあるので、そんなに深く考えて見る必要はないのだろうと思うが、しかし、ちょっと話しの筋がややこしい。ちょっと凝り過ぎなのではないかと思う。とはいえ、今の時代、こんなに凝った作りのテレビドラマも珍しいと言えるかなとも思う。ある意味ではとてもNHKらしい。

いよいよ謎は深まるばかりである。ある時代の物語につきものの、ロマノフ王朝の秘宝というあたりは定番であるが、こういうのが出てくるとなんだか楽しくなる。次に出てくるのは、謎の白系ロシア人の美少女というあたりだろうかと思うが、これは期待しすぎか。

ちょっと気になることとしては、作中では、「推理小説」と言っているのだが、私の好みでは、「探偵小説」とあった方がいい。(ただ、江戸川乱歩がどのことばを使っていたかについては確認していない。)

このドラマで一番の謎なのは、いったい何が謎なのか分からないということである。単純に殺人事件があって、その犯人は誰かという作りにはなっていない。ここは、もうちょっとシンプルなストーリー展開であった方が、リラックスして楽しめるのではと思うところがある。

次回、さらに謎は深まるようだ。楽しみに見ることにしよう。

2023年2月1日記