『舞いあがれ!』あれこれ「親子の心」2023-02-05

2023年2月5日 當山日出夫

『舞いあがれ!』第18週「親子の心」
https://www.nhk.or.jp/maiagare/movie/week18/

この週で描いていたのは、ネジのこと、久留美のこと、悠人のこと、五島のことだった。

IWAKURAでは、航空機用のネジの制作には合格する。しかし、航空機部品メーカーになることはない。このところは、社長(母)の、会社への思いがつまった決断ということになる。会社の社長として、従業員の暮らしをあずかっている立場としては、冒険はできないということだった。さて、では、舞はこれからどのように飛行機に関わっていくことになるのだろうか。

久留美は婚約を解消することになった。父のことが原因である。ただ、これも、父親が定職についていないからといって、仕事を紹介する婚約者も問題があると思うし、また、それにのって就職しようという父親も、すこしどうかなと思う。どんな父親であれ、もっと堂々としていいように思えてならない。結果的に久留美が、婚約を解消したのは正解だったろう。

悠人は、投資の仕事がうまくいっていないようである。インサイダー取引に手を出してしまう。だが、そのような苦境にあっても、IWAKURAの会社のことは考えているようである。

五島であるが、釣りで人を集めることができたようだ。このあたりの展開は、ドラマとして簡単にことが運んでいるように思えるが、これはこれでいいのだろう。とはいえ、過疎の地方の活性化というのは、大きな問題であることは確かである。

ところで、最後のところで、舞の昔の航空学校の仲間が訪ねてきてくれていた。このあたりは、舞が、これからも飛行機への夢を失わずにいることにつながっていくのだろうと思う。

次週、悠人をめぐっていろいろあるようだ。楽しみに見ることにしよう。

2023年2月4日記