『どうする家康』あれこれ「続・瀬名奪還作戦」2023-02-14

2023年2月14日 當山日出夫

『どうする家康』第6回「続・瀬名奪還作戦」
https://www.nhk.or.jp/ieyasu/story/

この回もいろいろと印象にのこるシーンがあったが、やはり忍者になるだろうか。

服部半蔵は忍者が嫌いである。しかし、その有用性は十分に認識している。忍者で、城の攻略にかかる。これは、うまくいったようだ。城を攻め落とし、子供二人を生け捕りにする。

ここで登場していたのが、伊賀の忍者集団ということになる。なかで異色なのが、大鼠。死んだ大鼠の娘である。さて、この大鼠、ちょっと派手な印象があるのだが、まあ、ドラマとしては、これぐらい派手な登場人物が、それも忍者として出てきた方が面白い。(さすがに、影丸までは登場しないようなのだが。)

この当時の戦で、実際に忍者がどのように活躍する場面があったのか、ここは時代考証の面から難しいところかもしれない。しかし、ドラマとしては面白い展開であった。これから先、家康が窮地におちいったとき、忍者の活躍があるのかと思う。

ところで、武士の忠誠心というのも興味深いところがある。このドラマでは、今川に対する、あるいは、徳川に対する臣下の忠誠心のありようが見どころになっている。この観点からは、忠誠心ではなく、銭のために行動している忍者が対比的に描かれることになっている。

次週、一向宗のことになるようだ。楽しみに見ることにしよう。

2023年2月13日記