『舞いあがれ!』あれこれ「ばんばの歩み」2023-03-19

2023年3月19日 當山日出夫

『舞いあがれ!』第24週「ばんばの歩み」
https://www.nhk.or.jp/maiagare/movie/week24/

このドラマのいいところというか特徴の一つは、実在の本が出てくることかと思う。沢村貞子の『わたしの台所』は、私も知っている。なぜ沢村貞子が料理の知識が豊富なのか。若い時、左翼運動にかかわって刑務所に入っていた。そのとき、差し入れが可能な新聞というと料理の記事ぐらいしかなかった。刑務所のなかで、新聞の料理記事を読んだという。……うろ覚えなのだが、こんな意味のことをどこかで読んだ記憶がある。

ばんばは五島を離れることになった。確かに年をとって、病気をして、一人で生活するのは無理だろう。このあたりは、大阪に行くというのが妥当な選択肢であると思う。さらにその先のことは、まだわからない。再び五島に戻ることになるのだろうか。

生まれた子供はあっというまに大きくなってしまった。時期としては、大阪での万博が話題になってもおかしくはない時期である。(ただ、私は万博にはまったく興味関心がない。いつどこで開催するのか、よく知らないままである。)

ともあれ、万博に、空飛ぶクルマを登場させようというのは、このドラマの終着点かなと思う。果たして東大阪の町工場の技術で、空飛ぶクルマが作れるだろうか。

このドラマもあと二週である。どのようなところで終わりになるのか。舞の空への憧れは、どのように決着を見ることになるのか。楽しみに見ることにしよう。

2023年3月18日記