ETV特集「ミッドウェー海戦 3418人の命を悼む 第一部「命の重さ」」 ― 2023-06-15
2023年6月15日 當山日出夫
録画してあったのを、ゆっくりと見た。
澤地久枝が、ミッドウェー海戦について書いていることは知ってはいたが、それと意識して読んだことはない。
ミッドウェー海戦は、太平洋戦争を語るうえで避けてとおることができない。日米の戦争の分岐点とも言える戦いである。そして、ここで露呈したのは、日本軍の戦術、作戦の無謀さであるというのが、通説であろうか。あるいは、五分早く敵の空母を見つけていたらと、後悔の残る戦いでもある。(ただ、この論点については、番組では否定されていた。)
戦略、戦術、作戦というような軍事的な観点ではなく、徹底的に兵士の視点から、ミッドウェーの戦いを見ている。ここには、声高に反戦を叫ぶことはない。しかし、見ていて、戦争に死ぬことになった兵士たちの思い、家族の思いというものが、深く伝わってくる構成になっていた。
戦いの終わった戦後の視点からのものである。日本軍のみならず、戦死した米軍の兵士についても、詳細な調査を行っている。日米双方の戦死者から、戦争の意味を問いかけるものになっている。
戦争をあつかったテレビ番組としては、まさに鎮魂の気持ちの込められたものになっていたと感じる。
後編は、この戦いで生き残った人びとのその後のことになるようだ。これも見ることにしようと思う。
2023年6月14日記
録画してあったのを、ゆっくりと見た。
澤地久枝が、ミッドウェー海戦について書いていることは知ってはいたが、それと意識して読んだことはない。
ミッドウェー海戦は、太平洋戦争を語るうえで避けてとおることができない。日米の戦争の分岐点とも言える戦いである。そして、ここで露呈したのは、日本軍の戦術、作戦の無謀さであるというのが、通説であろうか。あるいは、五分早く敵の空母を見つけていたらと、後悔の残る戦いでもある。(ただ、この論点については、番組では否定されていた。)
戦略、戦術、作戦というような軍事的な観点ではなく、徹底的に兵士の視点から、ミッドウェーの戦いを見ている。ここには、声高に反戦を叫ぶことはない。しかし、見ていて、戦争に死ぬことになった兵士たちの思い、家族の思いというものが、深く伝わってくる構成になっていた。
戦いの終わった戦後の視点からのものである。日本軍のみならず、戦死した米軍の兵士についても、詳細な調査を行っている。日米双方の戦死者から、戦争の意味を問いかけるものになっている。
戦争をあつかったテレビ番組としては、まさに鎮魂の気持ちの込められたものになっていたと感じる。
後編は、この戦いで生き残った人びとのその後のことになるようだ。これも見ることにしようと思う。
2023年6月14日記
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