100分de名著「司馬遼太郎“覇王の家” (2)「律儀さ」が世を動かす」 ― 2023-08-17
2023年8月17日 當山日出夫
100分de名著 司馬遼太郎“覇王の家” (2)「律儀さ」が世を動かす
どうしてもこの時期にこの放送だと大河ドラマの「どうする家康」を思い浮かべながら見てしまうことになる。
築山殿は、「どうする家康」では、かなり理想的な妻であり、女性として描かれていた。これも、一つのドラマの作り方である。これはいいとして、では、実際に築山殿はどんな女性であったのか。このあたり、番組では、特に信長との関係においてとらえていた。家康という人間がどのような状況のなかで生きてきたことになるのかを考えるならば、まずは信長との関係性で考えてみるのが妥当なところかとも思う。
ただ見ていて感じることは、司馬遼太郎のことを考えているのか、家康のことを考えているのか、どうも判然としないところがあることである。これはこのような作品を取りあげるとき、どうしようもないことなのかとも思う。ここは、司馬遼太郎がどのような歴史観で家康という人物を描きあげていたのか、という観点からの分析があると、より一層深みを増したと感じる。
2023年8月16日記
100分de名著 司馬遼太郎“覇王の家” (2)「律儀さ」が世を動かす
どうしてもこの時期にこの放送だと大河ドラマの「どうする家康」を思い浮かべながら見てしまうことになる。
築山殿は、「どうする家康」では、かなり理想的な妻であり、女性として描かれていた。これも、一つのドラマの作り方である。これはいいとして、では、実際に築山殿はどんな女性であったのか。このあたり、番組では、特に信長との関係においてとらえていた。家康という人間がどのような状況のなかで生きてきたことになるのかを考えるならば、まずは信長との関係性で考えてみるのが妥当なところかとも思う。
ただ見ていて感じることは、司馬遼太郎のことを考えているのか、家康のことを考えているのか、どうも判然としないところがあることである。これはこのような作品を取りあげるとき、どうしようもないことなのかとも思う。ここは、司馬遼太郎がどのような歴史観で家康という人物を描きあげていたのか、という観点からの分析があると、より一層深みを増したと感じる。
2023年8月16日記
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