『どうする家康』あれこれ「小牧長久手の激闘」2023-08-21

2023年8月21日 當山日出夫

『どうする家康』第32回「小牧長久手の激闘」

この回は、小牧長久手の合戦。さて、この合戦はどっちが勝ったことになるのだろうか。

中入りの軍勢を滅ぼしたのは家康である。しかし、秀吉の軍のそのものは生きのびたことになる。家康と秀吉との勝負はまだついていない。

ただ、この回で印象的に描いていたのは、家康の家臣団の結束の強さ。家臣は家康を天下人にするために粉骨砕身している。それに対して、秀吉軍はよせあつめである。とりあえず秀吉に従ってはいるものの、臣従しているということではない。

まあ、このあたりは、秀吉が天下をとりはするものの、それが長続きすることはなく、結局は家康が天下を治めることになる、この歴史の結果をわかって見ることになる。脚本としては、この結果に、どのように落とし込んでいくか、このポイントを巧妙に描いていると言っていいだろうか。

だが、その徳川家臣団もほころびが出ることになる。石川数正である。次週は石川数正のことになるようだ。楽しみに見ることにしよう。

2023年8月20日記

ブラタモリ「松島」2023-08-21

2023年8月21日 當山日出夫

ブラタモリ 松島

松島には行ったことがあるような、無いような……どうもはっきり憶えていない。私の知っている松島は、日本三景の一つということと、ブルーインパルスの基地があることぐらいである。

どういう理由で、松島が名所、観光地になっていったのか、このあたりの歴史的説明があるとよかったと思う。今日のような観光名所になったのは明治以降ということであったが、何故そのようになったのか、この経緯の説明が欲しかったところである。

古代から近世にかけて、松島は死者の霊をとむらう信仰の地であったことは重要かもしれない。それが、どうして今の観光地になっていったのだろうか。

また、そもそも「日本三景」がどのようにして歴史のある名所として一般化していったのか、これもどうなっているのだろうか。

興味深かったのは縄文遺跡。考古学の知識のある人には当然のことなのかもしれないが、これはなかなか面白かった。縄文時代の昔から、松島の海は人びとの生活の舞台になってきた。

2023年8月20日記