100分de名著「“シャーロック・ホームズスペシャル” (1)名探偵の誕生」 ― 2023-09-07
2023年9月7日 當山日出夫
100分de名著 “シャーロック・ホームズスペシャル” (1)名探偵の誕生
私がシャーロック・ホームズの作品を読んだのは、主に中学生のときだったと憶えている。その当時の文庫本、新潮文庫あたりだったろうか、を近所の本屋さんで買って読んだものである。それ以来の、ミステリ好きは今に続いている。
シャーロック・ホームズをだいたい読み終えて、次に手を出したのは、エラリー・クイーンだったろうか。京都の河原町の本屋さんで買って、創元推理文庫で多くを読んだ。いわゆる国名シリーズは、高校生のときには読んでいたはずである。
その当時、日本のミステリはどうだったかというと、松本清張の時代、あるいは、社会派推理小説の時代、こういっていいかもしれない。そのいくつかは読んだものである。だが、今一つもの足りなかった。
純然たる謎解きの探偵小説が日本で脚光をあびるようになるのは、もう少し後のことになる。いわゆる新本格といわれる作品群である。これはほぼ同時代の作品として読んできたことになる。
ところで「緋色の研究」は読んだが、もう今ではあまり憶えていない。ロンドンでの殺人事件のことよりも、過去の話し、奇妙な宗教団体の物語の印象を強く憶えている。ただ、NHKの番組では、この宗教団体の名称を表面に出してはいなかった。これは、それなりに配慮しての演出、構成ということで理解しておけばいいだろう。ドイルの「緋色の研究」にははっきりと書いてあったはずである。
2023年9月5日記
100分de名著 “シャーロック・ホームズスペシャル” (1)名探偵の誕生
私がシャーロック・ホームズの作品を読んだのは、主に中学生のときだったと憶えている。その当時の文庫本、新潮文庫あたりだったろうか、を近所の本屋さんで買って読んだものである。それ以来の、ミステリ好きは今に続いている。
シャーロック・ホームズをだいたい読み終えて、次に手を出したのは、エラリー・クイーンだったろうか。京都の河原町の本屋さんで買って、創元推理文庫で多くを読んだ。いわゆる国名シリーズは、高校生のときには読んでいたはずである。
その当時、日本のミステリはどうだったかというと、松本清張の時代、あるいは、社会派推理小説の時代、こういっていいかもしれない。そのいくつかは読んだものである。だが、今一つもの足りなかった。
純然たる謎解きの探偵小説が日本で脚光をあびるようになるのは、もう少し後のことになる。いわゆる新本格といわれる作品群である。これはほぼ同時代の作品として読んできたことになる。
ところで「緋色の研究」は読んだが、もう今ではあまり憶えていない。ロンドンでの殺人事件のことよりも、過去の話し、奇妙な宗教団体の物語の印象を強く憶えている。ただ、NHKの番組では、この宗教団体の名称を表面に出してはいなかった。これは、それなりに配慮しての演出、構成ということで理解しておけばいいだろう。ドイルの「緋色の研究」にははっきりと書いてあったはずである。
2023年9月5日記
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