『らんまん』あれこれ「ムラサキカタバミ」2023-09-24

2023年9月24日 當山日出夫

『らんまん』第25週「ムラサキカタバミ」

これまでの朝ドラで、関東大震災が出てきた作品というと、『おしん』がある。『おしん』が放送された時代と、今とでは、関東大震災についての捉え方も変わってきていると思うところがある。

今年は、関東大震災から一〇〇年ということで、いくつかのテレビ番組の特集があったりした。本も出ている。

あくまでも朝ドラという枠の中でのことになる。そんなに凄惨な場面とか、描くこともないかと思う。ただ、震災後のこととして自警団のことなどは、近年になってからの傾向を反映したものだろう。また、大杉栄、伊藤野枝のことも出てきていた。

ただ、史実としては、牧野富太郎の標本は震災にあうことなく無事に残ったことになる。死後、東京都に寄贈されて、現在は東京都立大学で保存、利活用されているはずである。蔵書は、高知の牧野植物園にある。

また、牧野富太郎は大学の助手から、講師になって、これはかなり長くつとめている。ここも、ドラマでは、大学を辞めて在野の植物学者として生きるということに作ってある。

震災をきっかけとして、万太郎と寿恵子は、練馬に新しい住居を求めることになった。

さて、このドラマも最後の週となった。予告が無かった。これからの万太郎と寿恵子の晩年をどう描くことになるのか、図鑑はどうなるのか、楽しみに見ることにしよう。

2023年9月23日記

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