英雄たちの選択「刀伊の入寇」2023-10-29

2023年10月29日 當山日出夫

英雄たちの選択 刀伊の入寇

刀伊の入寇については、ことばとしては知っている。平安時代に起こった、外国からの襲撃事件である、という程度の知識である。

NHKは、来年の大河ドラマが『光る君へ』として、平安時代、それも紫式部を中心に描くことになる。この時代にまさに、刀伊の入寇の事件も起こっていたことになる。さて、来年のドラマでは、この事件のことはどう描かれる、あるいは描かれないことになるのだろうか。

歴史学からの論点としては、武家という権門の成立が、いつごろ、どのようにしてなのか、ということになるのかと思う。まあ、私は、歴史学には疎いので、なんとなくそう思うだけのことなのだが。

興味深かったのは、京都の公家、朝廷は、血を忌む。そのような仕事は、それ専門の人々にアウトソーシングしてしまう。そして、天皇はそのまま生きのびる。このようなことが語られていたかと思うが、はたして、日本における天皇制が続いてきたことを考えるうえで、面白い。

ただ、平安時代のこのころに、国家という概念があったかどうかは、微妙なところかなとは思う。

平安時代の太宰府について、宋との貿易で栄えたとあるのは、重要かもしれない。一般には、平安時代は、いわゆる国風文化の時代とされる。しかし、この時代にあっても、中国との交易は続いていたことになる。

2023年10月26日記

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