「おかえり音楽室 新しい学校のリーダーズ SUZUKA」 ― 2023-11-08
2023年11月8日 當山日出夫
レギュラー番組への道 おかえり音楽室 新しい学校のリーダーズ SUZUKA
最近の歌にはまったく無縁の生活をおくっている私でも、新しい学校のリーダーズは知っている。いったいどこで憶えたのかは記憶にないけれど。
音楽番組であると同時に一種のドキュメンタリーである。著名なアーティストが、母校の音楽室で歌うという設定は、面白い。私には、音楽的なことはまったく分からないが、企画として斬新なものであることは理解できるつもりでいる。
この番組の良さというべきところは、学校を肯定的にとらえているところにあるかと思う。このごろ、学校がドキュメンタリーなどで出てくるとき、あまりいい印象であつかわれることがないと感じる。不登校であったり、いじめであったり、教員の過重労働であったり、さまざまな問題のあるところとしてあつかわれることが多いと思う。
だが、この番組では、学校を帰っていけるところ、かつての自分の居場所、そして、今でもそこに行けば、自分の居場所がある、このような視点から見ている。学校というところを舞台にした、新しい番組であると思う。
2023年11月6日記
レギュラー番組への道 おかえり音楽室 新しい学校のリーダーズ SUZUKA
最近の歌にはまったく無縁の生活をおくっている私でも、新しい学校のリーダーズは知っている。いったいどこで憶えたのかは記憶にないけれど。
音楽番組であると同時に一種のドキュメンタリーである。著名なアーティストが、母校の音楽室で歌うという設定は、面白い。私には、音楽的なことはまったく分からないが、企画として斬新なものであることは理解できるつもりでいる。
この番組の良さというべきところは、学校を肯定的にとらえているところにあるかと思う。このごろ、学校がドキュメンタリーなどで出てくるとき、あまりいい印象であつかわれることがないと感じる。不登校であったり、いじめであったり、教員の過重労働であったり、さまざまな問題のあるところとしてあつかわれることが多いと思う。
だが、この番組では、学校を帰っていけるところ、かつての自分の居場所、そして、今でもそこに行けば、自分の居場所がある、このような視点から見ている。学校というところを舞台にした、新しい番組であると思う。
2023年11月6日記
「調査報道・新世紀 File1 中国“経済失速”の真実」 ― 2023-11-08
2023年11月8日 當山日出夫
NHKスペシャル 調査報道・新世紀 File1 中国“経済失速”の真実
中国経済の実態がどうなのか、時にニュースで見ることがある。特に、産経など見ていると、その実態はかなり悪いということが多く語られる。このあたりは、メディアの方針によるということも、割り引いて考えておく必要があるかとも思うが。
NHKとしては、本格的に中国の経済の実態にせまった企画と言っていいのだろう。表向きに発表の数字とは裏腹に、実態の経済は悪いようである。まあ、一般に中国政府が発表する公式の統計を信用するということはないだろとは思っているが。
映っていたのは、中国の地方の姿。廃墟になったビル。自動車のとおらない道路。困窮する人びと。それから、各地で多発するデモ。
国の債務というならば、日本でも多額の国債の問題がある。だが、少なくとも発表される数字は信用していいものだろう。これに対して、中国の場合、発表される数字がそもそも信用できるものなのかどうか、検証するところから始める必要がある。
将来的にはどうなのだろう。国家資本主義というべき今の中国が、国家的規模で財政が行き詰まることがあり得るだろうか。中国の国家の骨組みと、国家としての運営は、おそらく、日本などとは違っているにちがいない。このあたりのことについて説明がないと、ただこれから先の中国経済への不安ということで終わってしまう。
中国のSNSに投稿されたデモ映像を、香港で収集しているということは興味深い。まだ香港には、いくばくかの自由が残っているということなのだろう。
夜間の照明の調査によってその国のGDPを調べるというのは面白い。
番組では少し触れてあったが、中国の少子高齢化というのは、これからどういう影響をおよぼすことになるのだろうか。今後のことが気になる。
自動車の通らない道路で唐辛子を干している農民の姿が印象的であった。これが、今の中国の人びとの姿の一例なのかと思う。
2023年11月6日記
NHKスペシャル 調査報道・新世紀 File1 中国“経済失速”の真実
中国経済の実態がどうなのか、時にニュースで見ることがある。特に、産経など見ていると、その実態はかなり悪いということが多く語られる。このあたりは、メディアの方針によるということも、割り引いて考えておく必要があるかとも思うが。
NHKとしては、本格的に中国の経済の実態にせまった企画と言っていいのだろう。表向きに発表の数字とは裏腹に、実態の経済は悪いようである。まあ、一般に中国政府が発表する公式の統計を信用するということはないだろとは思っているが。
映っていたのは、中国の地方の姿。廃墟になったビル。自動車のとおらない道路。困窮する人びと。それから、各地で多発するデモ。
国の債務というならば、日本でも多額の国債の問題がある。だが、少なくとも発表される数字は信用していいものだろう。これに対して、中国の場合、発表される数字がそもそも信用できるものなのかどうか、検証するところから始める必要がある。
将来的にはどうなのだろう。国家資本主義というべき今の中国が、国家的規模で財政が行き詰まることがあり得るだろうか。中国の国家の骨組みと、国家としての運営は、おそらく、日本などとは違っているにちがいない。このあたりのことについて説明がないと、ただこれから先の中国経済への不安ということで終わってしまう。
中国のSNSに投稿されたデモ映像を、香港で収集しているということは興味深い。まだ香港には、いくばくかの自由が残っているということなのだろう。
夜間の照明の調査によってその国のGDPを調べるというのは面白い。
番組では少し触れてあったが、中国の少子高齢化というのは、これからどういう影響をおよぼすことになるのだろうか。今後のことが気になる。
自動車の通らない道路で唐辛子を干している農民の姿が印象的であった。これが、今の中国の人びとの姿の一例なのかと思う。
2023年11月6日記
最近のコメント