ウチの動物園「どうぶつが、歳をとったら」 ― 2023-11-09
2023年11月9日 當山日出夫
ウチの動物園 どうぶつが、歳をとったら
たまたまテレビの番組表を見ていてみつけたので録画しておいたものである。これは面白い。動物園、水族館をあつかった番組はかなりあるが、よくできていると感じる。
まあ、そもそも動物園というものが、人間の都合で作ったもので……という議論はあるだろう。しかし、今すでにある動物園について、そこにいる動物たちとどう接していくか、そこにいる動物たちがどう暮らしていくか、これはこれで考えるべきことである。
そういえば、「ザ・バックヤード」でも、高齢になり展示からリタイアした動物の余生を場所を確保してあるというのを見た。こういうのも、動物園の仕事の一つなのであると感じた。ペンギン、レッサーパンダ、ハイエナ、クマ、オランウータン、歳をとれば普通の生活はできない。
このごろでは、私もあまり外出することもないし、動物園に行くことも無くなってきている。だが、動物園の仕事として、このような部分があることは、もっと知られていいかと思う。
ナレーションは、森下絵里香アナウンサー。ニュース以外にも、こんな仕事をしているのかと、これも興味深かった。
2023年11月4日記
ウチの動物園 どうぶつが、歳をとったら
たまたまテレビの番組表を見ていてみつけたので録画しておいたものである。これは面白い。動物園、水族館をあつかった番組はかなりあるが、よくできていると感じる。
まあ、そもそも動物園というものが、人間の都合で作ったもので……という議論はあるだろう。しかし、今すでにある動物園について、そこにいる動物たちとどう接していくか、そこにいる動物たちがどう暮らしていくか、これはこれで考えるべきことである。
そういえば、「ザ・バックヤード」でも、高齢になり展示からリタイアした動物の余生を場所を確保してあるというのを見た。こういうのも、動物園の仕事の一つなのであると感じた。ペンギン、レッサーパンダ、ハイエナ、クマ、オランウータン、歳をとれば普通の生活はできない。
このごろでは、私もあまり外出することもないし、動物園に行くことも無くなってきている。だが、動物園の仕事として、このような部分があることは、もっと知られていいかと思う。
ナレーションは、森下絵里香アナウンサー。ニュース以外にも、こんな仕事をしているのかと、これも興味深かった。
2023年11月4日記
「多国籍タウン 新大久保 新たな一歩へ」 ― 2023-11-09
2023年11月9日 當山日出夫
多国籍タウン 新大久保 新たな一歩へ
https://www.nhk.jp/p/ts/BJKX3VVY1N/
BS1で放送したもの。録画を残してあったものをようやく見た。
新大久保は行ったことはないのだが(山手線に乗って通過するだけの駅である)、多国籍タウンとしては、よく扱われるところであることは知っている。
印象に残ったことをいくつか書いておきたい。
ここで暮らす韓国出身の女性たち。一九八〇年代に日本にやってきて、仕事をしてきたという。日本には、四〇年近く生活していることになる。そのような人びとが、日本の片隅で、日本語ではなく朝鮮語(私は、言語の名称としては朝鮮語ということにしている)のコミュニティをつくっている。韓国出身者ばかりなのだから、母語で会話するのは当然ではある。
しかし、その一方で、地元の日本の人びととの交流はないようだ。韓国出身の人も積極的に日本社会のなかに溶け込もうということもないようであるし、また、地元の人びとも、うちとけて一緒になろうとは思わないという面がある。
歳をとってきて、介護が必要になったとき、日本の施設では難しいという。では、選択肢として、母国に帰ればいいではないかとも思えるが、そうはいかない事情があるのだろう。(このあたり、番組では触れていないところであった。)
どちらが悪いということではなく、母国を離れて外国で仕事をして生活をするということは、こういう面があるということを確認することが重要だろう。新大久保の場合、(番組のなかに出てきた範囲内では)不法滞在ということではないらしい。
新大久保で暮らす外国出身の人びとも、最近の円安で、アメリカなどに行こうとする人が多いらしい。日本の国の方針としては、名目はどうあれ、移民として外国から人を呼び寄せる方向に向かっていると思うのだが、これも今後どうなるかと思う。
面白かったのは、ハンコ屋さん。やはり、日本で生活して暮らすとなると、ハンコが必要になる。今では、ハンコを必要とする場面は減ってきているとは思うが、それでも需要はあるのだろう。(私の場合、家にいて、宅配便の受け取りの時に押すぐらいである。これも、サインで済ますことも可能ではある。)
ネパール語の新聞が刊行されていることは、知らなかった。これは興味深い。インターネットの時代になっても、紙のメディアの需要はあるものらしい。
気になるのは、この番組で触れていなかったこと。
一つは、イスラムの人びとのことについて全くあつかっていなかったこと。番組の時間の制約もあるのだろうが、日本に住む外国人としては、これから避けてとおることのできない課題であるはずである。新大久保にはコリアタウンの他に、イスラム横町があると地図では表示していたが、ここについて触れることはなかった。
それから、子供の教育のこと。日本の公教育ではどう対応することになるのか、これも大きな課題である。このことについて、番組では触れていなかった。
番組の意図とは関係ないが、NHKで「インスタ映え」と言っていた。これは、以前なら「SNS映え」であったと思う。インスタ(=インスタグラム)は、固有の名前である。これを使うようになったというのは、NHKの用語の基準が変わったのか、あるいは、もう「インスタ映え」でしか言えないまでに普及してしまっているということなのか。
2023年11月4日記
多国籍タウン 新大久保 新たな一歩へ
https://www.nhk.jp/p/ts/BJKX3VVY1N/
BS1で放送したもの。録画を残してあったものをようやく見た。
新大久保は行ったことはないのだが(山手線に乗って通過するだけの駅である)、多国籍タウンとしては、よく扱われるところであることは知っている。
印象に残ったことをいくつか書いておきたい。
ここで暮らす韓国出身の女性たち。一九八〇年代に日本にやってきて、仕事をしてきたという。日本には、四〇年近く生活していることになる。そのような人びとが、日本の片隅で、日本語ではなく朝鮮語(私は、言語の名称としては朝鮮語ということにしている)のコミュニティをつくっている。韓国出身者ばかりなのだから、母語で会話するのは当然ではある。
しかし、その一方で、地元の日本の人びととの交流はないようだ。韓国出身の人も積極的に日本社会のなかに溶け込もうということもないようであるし、また、地元の人びとも、うちとけて一緒になろうとは思わないという面がある。
歳をとってきて、介護が必要になったとき、日本の施設では難しいという。では、選択肢として、母国に帰ればいいではないかとも思えるが、そうはいかない事情があるのだろう。(このあたり、番組では触れていないところであった。)
どちらが悪いということではなく、母国を離れて外国で仕事をして生活をするということは、こういう面があるということを確認することが重要だろう。新大久保の場合、(番組のなかに出てきた範囲内では)不法滞在ということではないらしい。
新大久保で暮らす外国出身の人びとも、最近の円安で、アメリカなどに行こうとする人が多いらしい。日本の国の方針としては、名目はどうあれ、移民として外国から人を呼び寄せる方向に向かっていると思うのだが、これも今後どうなるかと思う。
面白かったのは、ハンコ屋さん。やはり、日本で生活して暮らすとなると、ハンコが必要になる。今では、ハンコを必要とする場面は減ってきているとは思うが、それでも需要はあるのだろう。(私の場合、家にいて、宅配便の受け取りの時に押すぐらいである。これも、サインで済ますことも可能ではある。)
ネパール語の新聞が刊行されていることは、知らなかった。これは興味深い。インターネットの時代になっても、紙のメディアの需要はあるものらしい。
気になるのは、この番組で触れていなかったこと。
一つは、イスラムの人びとのことについて全くあつかっていなかったこと。番組の時間の制約もあるのだろうが、日本に住む外国人としては、これから避けてとおることのできない課題であるはずである。新大久保にはコリアタウンの他に、イスラム横町があると地図では表示していたが、ここについて触れることはなかった。
それから、子供の教育のこと。日本の公教育ではどう対応することになるのか、これも大きな課題である。このことについて、番組では触れていなかった。
番組の意図とは関係ないが、NHKで「インスタ映え」と言っていた。これは、以前なら「SNS映え」であったと思う。インスタ(=インスタグラム)は、固有の名前である。これを使うようになったというのは、NHKの用語の基準が変わったのか、あるいは、もう「インスタ映え」でしか言えないまでに普及してしまっているということなのか。
2023年11月4日記
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