100カメ「大奥 美術部」2023-11-16

2023年11月16日 當山日出夫

100カメ 大奥 美術部 美しさを追求するプロたちの情熱

『大奥』は見ていない。が、この100カメは面白かった。

このごろ、ドラマの製作舞台裏などが時々映ることがある。「100カメ」でも、去年の『鎌倉殿の13人』でもあったし、今年の『どうする家康』でもあった。この回は『大奥』の製作舞台裏。

ドラマを作るのにこんなに大変なのか、というのが正直な感想。美術関係、カツラとか、特殊メイクとか、衣装とか、このようなスタッフの仕事を追いかけているのだが、非常に興味深かった。というよりも、まさにプロフェッショナルの世界である。そして、過酷なスケジュールのなかでの分業と協力が徹底している。

なるほどこのようなスタッフの仕事があってドラマが出来ているのか、興味深く思って見た。カツラをあわせる仕事のかなり具体的な場面が出てきていたが、とても面白かった。

でも、私の場合、『大奥』を見ることはないだろうとは思うのだが。

2023年11月15日記

業界怪談「タクシー業界編」「映像業界編」2023-11-16

2023年11月16日 當山日出夫

業界怪談 タクシー業界編 映像業界編

若いとき、慶應の文学部の国文科というところで勉強していたから、ある意味で怪談には馴染みがある。というよりも、民俗学の研究領域、研究対象として、怪談とか幽霊の話しがある、と言った方がいいだろうか。池田彌三郎先生の講義のなかでも、お化けの話しが出てきたと憶えている。

配車アプリの現代になっても、それをあやつる幽霊がいるというのも面白い。スマホのアプリの時代になっても、幽霊は生きのびているらしい。

お化けは、場所に出るという。ある場所が、いわくいんねんがあって、お化けの出るところになる。このような民俗学的な流れのなかでは、タクシー業界の怪異譚も、それなりにうなづけるものであった。

タクシーに幽霊が乗車することは珍しいことではないらしい。出演していたタクシー運転手の一人が、幽霊を乗せた場合には、メーターを入れないと語っていたのが興味深い。(「メーターをいれる」という言い方をするのかと、これも興味深かったが。)

東京でも、昔の豊洲は、何にも無いところだったようだ。まさしく幽霊が出る場所だったのだろう。

映像業界については、やはり人形の話しということになるだろう。人形に霊がやどるという話しは、珍しいものではない。供養してもらうというのも、ある意味で伝統的作法にのっとっている。

ところで、これはNHKが作っている番組なのだが、きっと渋谷のNHKには、怪談があるにちがいない。このスタジオには、こんな奇妙な話しがある……というような事例がきっとあるにちがいないと思うのだが、これはNHKとしては、番組としてあつかうことは出来ないということなのだろうか。

2023年11月12日記