ザ・バックヤード「国際日本文化研究センター」 ― 2023-11-18
2023年11月18日 當山日出夫
ザ・バックヤード 国際日本文化研究センター
この回は、日文研である。ここには、これまでに二~三回ぐらい行ったことがあるだろうか。研究会などで行ったかと憶えている。今ではどうなっているか知らないが、かなり交通の便は悪いところであったという印象がある。
円形の図書館に入ったことがある。
日文研の存在は、日本国内の研究機関のなかではあまり存在感がある方ではないかなと思う。主に、海外における日本研究についての施設という性格のせいだろう。あまり一般に馴染みのないところなので、ほとんど全部がバックヤードと言ってもいいかもしれない。
見ていて本の整理が気になった。貴重書室が映っていた。西洋の古書は、書架に立ててあるが、背表紙にラベルが貼ってなかった。これは、貴重書としての特別のあつかいなのだろう。挟んであった紙は分類ラベルの代わりということかなと思って見ていた。
それから、『養生訓』。江戸の板本であったが、これは背にラベルが貼ってあった。ということは、この本は、書架に立てて保存してあるのだろうか。一般に板本などの和書については、ラベルは表紙に貼る。そして、帙に入れて横に積んでおくのが、通例である。
日文研は、いくつかのデータベースを公開している。これについては、以前に学生にデジタルアーカイブについて語るときに言及したことがある。
2023年11月16日記
ザ・バックヤード 国際日本文化研究センター
この回は、日文研である。ここには、これまでに二~三回ぐらい行ったことがあるだろうか。研究会などで行ったかと憶えている。今ではどうなっているか知らないが、かなり交通の便は悪いところであったという印象がある。
円形の図書館に入ったことがある。
日文研の存在は、日本国内の研究機関のなかではあまり存在感がある方ではないかなと思う。主に、海外における日本研究についての施設という性格のせいだろう。あまり一般に馴染みのないところなので、ほとんど全部がバックヤードと言ってもいいかもしれない。
見ていて本の整理が気になった。貴重書室が映っていた。西洋の古書は、書架に立ててあるが、背表紙にラベルが貼ってなかった。これは、貴重書としての特別のあつかいなのだろう。挟んであった紙は分類ラベルの代わりということかなと思って見ていた。
それから、『養生訓』。江戸の板本であったが、これは背にラベルが貼ってあった。ということは、この本は、書架に立てて保存してあるのだろうか。一般に板本などの和書については、ラベルは表紙に貼る。そして、帙に入れて横に積んでおくのが、通例である。
日文研は、いくつかのデータベースを公開している。これについては、以前に学生にデジタルアーカイブについて語るときに言及したことがある。
2023年11月16日記
偉人の年収「曲亭馬琴」 ― 2023-11-18
2023年11月18日 當山日出夫
偉人の年収 How much? 江戸の作家 曲亭馬琴
馬琴については、文学史的に通り一遍の知識しかもちあわせていない。近世文学あるいは近世語は、私が専門に勉強してきたところからは、かなりはずれた分野になる。(これは、ものを知らないことの言い訳にすぎないが。)
一般には、原稿料で暮らすことのできた日本で最初の作家、ということになる。
おそらくは、馬琴研究の専門家の目が入っているのだろうと思うので、特に付け加えて語るほどのことはない。強いて一言だけ付け加えてみるならば、江戸時代には、「俳句」とは言っていなかったはずである。
馬琴という存在そのものが、小説家の興味を引くところがあるのだろう。「戯作三昧」(芥川龍之介)、『八犬伝』(山田風太郎)などが思いうかぶ。
『八犬伝』は、今にいたるまで読み継がれている。私は、マンガとかアニメにはまったく疎いので、現代のこの分野に、『八犬伝』が影響を及ぼしていることは知らないできた。(せいぜい、むか~しに放送した、NHKの人形劇の「八犬伝」を見たことがあるぐらいである。)
『八犬伝』の稿本が、国立国会図書館にあり、デジタル公開されている。これは、以前、学生にインターネット上の文化資源を教えるとき、言及することがあった。
再来年の大河ドラマ『べらぼう』には、馬琴は登場することになるのだろうか。このあたりのことも気になっている。
2023年11月15日記
偉人の年収 How much? 江戸の作家 曲亭馬琴
馬琴については、文学史的に通り一遍の知識しかもちあわせていない。近世文学あるいは近世語は、私が専門に勉強してきたところからは、かなりはずれた分野になる。(これは、ものを知らないことの言い訳にすぎないが。)
一般には、原稿料で暮らすことのできた日本で最初の作家、ということになる。
おそらくは、馬琴研究の専門家の目が入っているのだろうと思うので、特に付け加えて語るほどのことはない。強いて一言だけ付け加えてみるならば、江戸時代には、「俳句」とは言っていなかったはずである。
馬琴という存在そのものが、小説家の興味を引くところがあるのだろう。「戯作三昧」(芥川龍之介)、『八犬伝』(山田風太郎)などが思いうかぶ。
『八犬伝』は、今にいたるまで読み継がれている。私は、マンガとかアニメにはまったく疎いので、現代のこの分野に、『八犬伝』が影響を及ぼしていることは知らないできた。(せいぜい、むか~しに放送した、NHKの人形劇の「八犬伝」を見たことがあるぐらいである。)
『八犬伝』の稿本が、国立国会図書館にあり、デジタル公開されている。これは、以前、学生にインターネット上の文化資源を教えるとき、言及することがあった。
再来年の大河ドラマ『べらぼう』には、馬琴は登場することになるのだろうか。このあたりのことも気になっている。
2023年11月15日記
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