ウチの動物園「正解はタンチョウ」2023-11-22

2023年11月22日 當山日出夫

ウチの動物園 正解はタンチョウ

この回は、釧路の動物園の話し。怪我をして保護されたタンチョウのこと。

タンチョウの怪我の原因の第一位が、交通事故であるということは始めて知った。それから、釧路では、道路を普通にタンチョウが歩いているというのも驚きである。

その怪我をしたタンチョウのために、義足を作る。動物園の職員の手作りである。いろんな工夫をがあるものだと思って見ていた。

なるほど釧路の動物園ならではの話しである。(たぶん、私はこれから釧路で自動車を運転することはないと思うのだが、気をつけなければと思った。経験的には、カラスは道路にいても巧みによけるのだが、タンチョウはそうではないとのことである。)

2023年11月18日記

「あなたの顔は大丈夫? 最先端“顔認証システム”が危うい」2023-11-22

2023年11月22日 當山日出夫

BS世界のドキュメンタリー あなたの顔は大丈夫? 最先端“顔認証システム”が危うい

番組であつかっていたのは、クリアビューAIという会社の顔認証システムと、その利用についてであった。実際には顔認証システムは技術的にはもっと進んでいるのだろうと思う。おそらく、道を歩いている姿のデータがあれば、どんなふうに体を動かしているかまで把握可能であり、さらに高度な認証が可能になるはずである。

中国のことについても、少し言及するところがあった。中国は、リアルタイムでの監視社会である。体制に批判的な人物は、常に当局の監視下にあると考えていいだろう。

番組を見て印象に残ったことを書いておく。

クリアビューAIの顧問の人物が語っていたこと。UAEは民主主義国家ではないが、すべての国が民主主義である必要はない、と。

また、共同創業者のタットはこうも言っていたという。民主主義よりも独裁の方がうまくいく、と。

これらは、時に、中国にかんする話題で目にすることである。

日本のことは出てこなかった。はたして、クリアビューAIは、日本政府を顧客として見なしていないのだろうか。あるいは、秘密裏にすでに仕事をしているのかもしれないとも思うがどうだろうか。

顔画像データは、SNSで公開されたものから集めることができる。が、日本では、大規模に国民の顔画像データを収集可能なシステムがある。運転免許証であり、マイナンバーカードである。運転免許証は、一定年齢以上になるが、マイナンバーカードは、それよりも広範囲に顔画像データを収集できる。日本で、マイナンバーカードのことが批判的に報じられる場合、そのシステムの不具合についてのことが多い。基本的に国民から見放されていると言ってもいいだろう。だが、集められた顔画像データが、どのように国民監視システムに利用可能であるか、そのように使われる可能性は絶対にないといいきれるのか、この方向からの議論はまったく無いと言っていい。

技術的に可能なことは、いずれ実現することになる……これは、人類がこれまでに経験してきたことだと思う。

2023年11月15日記