「徳川家康 金銀王への道 〜金銀で読み解く戦国ニッポン〜」2024-01-29

2024年1月29日 當山日出夫

英雄たちの選択 徳川家康 金銀王への道 〜金銀で読み解く戦国ニッポン〜

そもそも貨幣、お金とはなんであるのか、というあたりの疑問がある。何故、金や銀は貨幣として価値があるのか。金や銀が算出したからといってそれですぐにお金持ちになるというわけではないだろう。それが貨幣として認められ流通する社会のシステムがなければならない。この意味で、この時代の日本、東アジア、世界はどうだったのだろうか。

戦国時代から江戸時代、日本は世界で有数の金や銀の産出国であったことはよく知られていることだと思う。それを、世界の経済、貿易という観点から見ると、いろいろと面白いことがあるだろう。ただ、戦国武将の戦の時代を平定して、徳川時代になったというだけではない。

スペインの貿易が、キリスト教の布教と、軍事的な征服、これらがワンセットになったものであることは、近年では常識的に言われるようになったことかと思う。(私の学生のころは、まだ一般的ではなかったように憶えている。このようなことは高瀬弘一郎先生のキリシタン史の授業に出て習った。)

番組では言っていなかったことだが、気になることとしては、徳川幕府は金山や銀山を直轄領とした。例えば佐渡は天領であった。では、その土地では、どのような統治がおこなわれ、人びとはどのように暮らしていたのだろうか。鉱山の労働者の生活はどのようなものであったのか。それを支える地元や近隣の経済はどうであったのか、このあたりのことも気になるところである。

2024年1月26日記

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