「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」(9) ― 2024-04-05
2024年4月5日 當山日出夫
植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之 (9)
テレビの番組表を見ていて、たまたま気がついたので録画しておいた。う~ん、NHKのEテレは、面白い番組を作る。
扱っていたのは、トマト、ヒガンバナ、ハクサンカメバヒキオコシ。
トマトが、自家受粉すること、それを、マルハナバチが助けていることは、面白い。(さて、ハウス栽培のトマトなどは、どうやって受粉しているのだろうか。)
ヒガンバナの葉のことは初めて知った。我が家の近くに、ヒガンバナの咲くところは、何ヶ所か確認している。ちょうど秋の彼岸のころに咲く。しかし、花が咲いた後の葉のことは知らなかった。今年は、花の後も注意して見ることにしよう。
ハクサンカメバヒキオコシは興味深い。それよりも、オトシブミの方も面白い。オトシブミの名前は知っていたが、実際にこの昆虫が作った揺籃となった葉っぱは見たことがない。
それにしても、林田理沙アナウンサーと山田孝之の会話というか、コントというか、これが面白い。この次も気がつけば見ることにしよう。
2024年3月31日記
植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之 (9)
テレビの番組表を見ていて、たまたま気がついたので録画しておいた。う~ん、NHKのEテレは、面白い番組を作る。
扱っていたのは、トマト、ヒガンバナ、ハクサンカメバヒキオコシ。
トマトが、自家受粉すること、それを、マルハナバチが助けていることは、面白い。(さて、ハウス栽培のトマトなどは、どうやって受粉しているのだろうか。)
ヒガンバナの葉のことは初めて知った。我が家の近くに、ヒガンバナの咲くところは、何ヶ所か確認している。ちょうど秋の彼岸のころに咲く。しかし、花が咲いた後の葉のことは知らなかった。今年は、花の後も注意して見ることにしよう。
ハクサンカメバヒキオコシは興味深い。それよりも、オトシブミの方も面白い。オトシブミの名前は知っていたが、実際にこの昆虫が作った揺籃となった葉っぱは見たことがない。
それにしても、林田理沙アナウンサーと山田孝之の会話というか、コントというか、これが面白い。この次も気がつけば見ることにしよう。
2024年3月31日記
「未解決事件 下山事件」 ― 2024-04-05
2024年4月5日 當山日出夫
NHKスペシャル 未解決事件 下山事件
下山事件のことは知っている。無論、これは私の生まれる前のことであるので、知識として知っていることになる。これについて書かれたものもいくつか読んだことがある。事件の真相は不明、ということだったと記憶する。
NHKとしては、アメリカの謀略という方向で考えたということのようだ。まあ、これはこれで一つの見方であると思う。
ソ連の仕業、と見せかけて、実は、アメリカの仕業であった、……と見せかけて、本当はソ連が背後にいた、ということであっても、驚かない。
ただ、今の時代から見ると、「反共」ということが今ひとつ分かりにくいかもしれない。私の年代だと、東西冷戦の時代が若いころのことだったので、「反共」ということばについては、かろうじて感覚的に分かるところがある。共産主義に対する忌避感もあるが、具体的には、ソ連とそれから中共(今こんな言い方はしないが)を相手としての、覇権争いということになる。
この時代、ソ連シンパの人も多くいた時代である。もうちょっと後のことになるが、毛沢東が礼讃されていた時代でもある。
こういう感覚は、ベルリンの壁の崩壊、東西冷戦の終結により過去のものとなってしまったと言っていいだろう。今の若い人たちには、理解の難しい(イデオロギーというより)「生活感覚」に近いものかと思う。
確かに、その後の日本の歴史を見るならば、アメリカの圧倒的影響力のもとに戦後の歴史を歩んできたということは、否定できないことである。それを、GHQの時代にさかのぼって考えるというのも、一つの歴史観である。
GHQによる占領の時代のことについて、歴史学の方では、今、どのように考えられているのだろうか。私が昔読んだものとしては、江藤淳がこの時代のことについてかなり書いていたのだが、今では、あまり省みられることはないようだ。
ところで、第一部のドラマの方の始まりは、ロッキード事件のことからであった。下山事件とロッキード事件は直接には関係ないだろうが、しかし、ロッキード事件にもアメリカの陰謀説が言われていることは、確かである。児玉誉士夫がかかわっていることは共通するが。(NHKの意図としては、ロッキード事件もアメリカの陰謀と示唆したかったのかもしれない。)
ちなみに、真山仁の『ロッキード』は面白い本だった。(私の世代としては、田中角栄は悪いやつだというイメージで思ってしまうのだが、ちょっと考え方を改める必要があるかもしれない。)
2024年4月4日記
NHKスペシャル 未解決事件 下山事件
下山事件のことは知っている。無論、これは私の生まれる前のことであるので、知識として知っていることになる。これについて書かれたものもいくつか読んだことがある。事件の真相は不明、ということだったと記憶する。
NHKとしては、アメリカの謀略という方向で考えたということのようだ。まあ、これはこれで一つの見方であると思う。
ソ連の仕業、と見せかけて、実は、アメリカの仕業であった、……と見せかけて、本当はソ連が背後にいた、ということであっても、驚かない。
ただ、今の時代から見ると、「反共」ということが今ひとつ分かりにくいかもしれない。私の年代だと、東西冷戦の時代が若いころのことだったので、「反共」ということばについては、かろうじて感覚的に分かるところがある。共産主義に対する忌避感もあるが、具体的には、ソ連とそれから中共(今こんな言い方はしないが)を相手としての、覇権争いということになる。
この時代、ソ連シンパの人も多くいた時代である。もうちょっと後のことになるが、毛沢東が礼讃されていた時代でもある。
こういう感覚は、ベルリンの壁の崩壊、東西冷戦の終結により過去のものとなってしまったと言っていいだろう。今の若い人たちには、理解の難しい(イデオロギーというより)「生活感覚」に近いものかと思う。
確かに、その後の日本の歴史を見るならば、アメリカの圧倒的影響力のもとに戦後の歴史を歩んできたということは、否定できないことである。それを、GHQの時代にさかのぼって考えるというのも、一つの歴史観である。
GHQによる占領の時代のことについて、歴史学の方では、今、どのように考えられているのだろうか。私が昔読んだものとしては、江藤淳がこの時代のことについてかなり書いていたのだが、今では、あまり省みられることはないようだ。
ところで、第一部のドラマの方の始まりは、ロッキード事件のことからであった。下山事件とロッキード事件は直接には関係ないだろうが、しかし、ロッキード事件にもアメリカの陰謀説が言われていることは、確かである。児玉誉士夫がかかわっていることは共通するが。(NHKの意図としては、ロッキード事件もアメリカの陰謀と示唆したかったのかもしれない。)
ちなみに、真山仁の『ロッキード』は面白い本だった。(私の世代としては、田中角栄は悪いやつだというイメージで思ってしまうのだが、ちょっと考え方を改める必要があるかもしれない。)
2024年4月4日記
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