「富士山 “日本一愛される山”を支える人たち」2024-06-01

2024年6月1日 當山日出夫

100カメ 富士山 “日本一愛される山”を支える人たち

富士山の登山をめぐっては、無謀な計画で登る人とか、ゴミの問題とか、あるいは、登山者から料金を徴収するとか、いろいろと話題になるのだが、とにかく、富士山に人が行きすぎであり、適切な課金はあってしかるべきだと思う。

山小屋の人たちが面白い。どこか変わっている。でなければ、夏の間、富士山で仕事しようとは思わないだろうが。こんな仕事があってもいいし、そこで働く人がいてもいいと思う。

富士山に荷物を運び上げるのにブルドーザーを使っている。登りに三時間かかるという。帰りは、バックで下る。この仕事も大変である。ブルドーザーを使うようになる前は、人力で運ぶしかなかったはずなので、登山者が増えることと、このような運搬方法をとることとは、関係があることになる。

医療の救護所もある。これは、あってしかるべきものなのかどうか。犠牲者が出てからでは遅いので、設営していることにはなるのだろうが、いろいろ考えることもある。人道的見地からは必要である。しかし、富士山に登ってもこのような施設があるということを前提にしてもいけないだろう。番組でここを訪れていたのは、日本人の人だったが、実際には外国人も多いだろう。さまざまに苦労のあることだろうと思う。

富士山に登ってみたいという気持ちが無くなってしまったというのが、正直なところでもある。残していいのは足跡だけ、とっていいのは写真だけ、そんなふうに出かけることのできる場所ではなくなってしまっている。

2024年5月28日記

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