「明国からのSOS 〜徳川家光 知られざる海外派兵問題〜」 ― 2024-06-03
2024年6月3日 當山日出夫
英雄たちの選択 明国からのSOS 〜徳川家光 知られざる海外派兵問題〜
まずおさえておかなければならないのは、東アジアの歴史は、まさに興亡の歴史であったということである。決して平和ばかりの時代が続いてきたわけではない。中国の王朝の交替は、戦争である。
番組のなかでは、昨今の台湾有事のことも、ウクライナのことも、イスラエルのことも、誰も一言も言わなかったのだが、しかし、見ていると、国際情勢のなかで、日本はどのような立ち位置をとるべきなのか、国家の存立が優先されるべきなのか、広く国際的な視点から民主的な立場を擁護するべきなのか、といった議論が、背後に隠れている。
江戸時代の歴史、特に外交史や交易史などの分野を専門にしている研究者の目から見れば、常識的なことがらに属するのかもしれない。だが、それを、この番組では非常に面白く、現代の日本のことを意識して、作ってある。
外交というものが、かならずしも、交渉だけによってなりたつものではないということが分かる。話せば分かる、というものではないのである。
番組のなかで、磯田道史は、仁川上陸作成、と言っていたが、ちょっと古すぎて、今の若い人には分からないかもしれない。まあ、この番組は、そんなに若い人の見る番組ではないと思うが。
2024年5月31日記
英雄たちの選択 明国からのSOS 〜徳川家光 知られざる海外派兵問題〜
まずおさえておかなければならないのは、東アジアの歴史は、まさに興亡の歴史であったということである。決して平和ばかりの時代が続いてきたわけではない。中国の王朝の交替は、戦争である。
番組のなかでは、昨今の台湾有事のことも、ウクライナのことも、イスラエルのことも、誰も一言も言わなかったのだが、しかし、見ていると、国際情勢のなかで、日本はどのような立ち位置をとるべきなのか、国家の存立が優先されるべきなのか、広く国際的な視点から民主的な立場を擁護するべきなのか、といった議論が、背後に隠れている。
江戸時代の歴史、特に外交史や交易史などの分野を専門にしている研究者の目から見れば、常識的なことがらに属するのかもしれない。だが、それを、この番組では非常に面白く、現代の日本のことを意識して、作ってある。
外交というものが、かならずしも、交渉だけによってなりたつものではないということが分かる。話せば分かる、というものではないのである。
番組のなかで、磯田道史は、仁川上陸作成、と言っていたが、ちょっと古すぎて、今の若い人には分からないかもしれない。まあ、この番組は、そんなに若い人の見る番組ではないと思うが。
2024年5月31日記
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