「オリンピック 聖火と戦火」 ― 2024-07-26
2024年7月26日 當山日出夫
映像の世紀バタフライエフェクト オリンピック 聖火と戦火
「映像の世紀」シリーズでは、これまでにオリンピックを何度も取りあげてきている。たしか、東京でのこの前のオリンピックのときも、あつかっていたかと憶えている。
この回でとりあげていたのは、主に、ベルリンでのオリンピック。それから、ミュンヘンでのテロ事件のこと。どちらも、これまでにいろんな番組で取りあげられてきたことである。特に、目新しいところはなかったとは思うのだが、しかし、改めてオリンピックと、その時の国際情勢を考えると、この二つを大きくとりあげることは意味のあることかと思う。
オリンピックの理想は、確かにクーベルタン男爵の語ったとおりなのであるが、しかし、それを実現するのは難しい。特に今年のパリ大会において、ウクライナ、ロシア、イスラエル、パレスチナのあつかいは難しいところがあることは理解できる。
タテマエの議論であり、きれいごとにすぎないことは分かっていても、スポーツの世界に政治を持ち込むことは、してはならない……このことは、忘れてはならないだろうと思う。その一方で、現実の国際情勢のなかでどう判断するかは難しい問題がある。
番組では触れていなかったが、ロサンゼルス大会、そして、モスクワ大会と、東西冷戦のまっただなかでの大会のことも忘れてはならないことである。
オリンピックが国威発揚の場でありえたのは、北京のときが最後になるのかもしれないとは思ったりする。
ところで、レニ・リーフェンシュタールの『オリンピア』は、放送できないのだろうか。部分的に見ることはあるのだが、全体としてどのようなものであったか、非常に興味がある。まあ、ヒトラー賛美をふくむような映画を今の時代に放送できないのかとは思うが。
パリのオリンピックは、あまりテレビでも見ることがないだろうと思う。ニュースの時間にちょっと見るぐらいかなと思っている。はっきりいって、もうオリンピックには、ほとんど関心がない。
一九六四年の東京オリンピックのときのことを憶えているせいかもしれないが、どうしても近年のオリンピックからは関心が遠のいてしまうところがある。
2024年7月25日記
映像の世紀バタフライエフェクト オリンピック 聖火と戦火
「映像の世紀」シリーズでは、これまでにオリンピックを何度も取りあげてきている。たしか、東京でのこの前のオリンピックのときも、あつかっていたかと憶えている。
この回でとりあげていたのは、主に、ベルリンでのオリンピック。それから、ミュンヘンでのテロ事件のこと。どちらも、これまでにいろんな番組で取りあげられてきたことである。特に、目新しいところはなかったとは思うのだが、しかし、改めてオリンピックと、その時の国際情勢を考えると、この二つを大きくとりあげることは意味のあることかと思う。
オリンピックの理想は、確かにクーベルタン男爵の語ったとおりなのであるが、しかし、それを実現するのは難しい。特に今年のパリ大会において、ウクライナ、ロシア、イスラエル、パレスチナのあつかいは難しいところがあることは理解できる。
タテマエの議論であり、きれいごとにすぎないことは分かっていても、スポーツの世界に政治を持ち込むことは、してはならない……このことは、忘れてはならないだろうと思う。その一方で、現実の国際情勢のなかでどう判断するかは難しい問題がある。
番組では触れていなかったが、ロサンゼルス大会、そして、モスクワ大会と、東西冷戦のまっただなかでの大会のことも忘れてはならないことである。
オリンピックが国威発揚の場でありえたのは、北京のときが最後になるのかもしれないとは思ったりする。
ところで、レニ・リーフェンシュタールの『オリンピア』は、放送できないのだろうか。部分的に見ることはあるのだが、全体としてどのようなものであったか、非常に興味がある。まあ、ヒトラー賛美をふくむような映画を今の時代に放送できないのかとは思うが。
パリのオリンピックは、あまりテレビでも見ることがないだろうと思う。ニュースの時間にちょっと見るぐらいかなと思っている。はっきりいって、もうオリンピックには、ほとんど関心がない。
一九六四年の東京オリンピックのときのことを憶えているせいかもしれないが、どうしても近年のオリンピックからは関心が遠のいてしまうところがある。
2024年7月25日記
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