「東京メトロ 巨大地下鉄ネットワークを観察!」2024-08-01

2024年8月1日 當山日出夫

100カメ 東京メトロ 巨大地下鉄ネットワークを観察!

これは面白かった。

私は鉄道にはほとんど興味のない人間であるけれど、鉄道の運行の舞台裏はこんなふうになっているのか、興味津々である。

総合指令所の場所が秘密というのは、セキュリティのことを考えると、そうなのだろうと思う。しかし、よくカメラを設置したものだと思う。

見ていて思うのは、全体の列車の運行状況はデジタル表示で見ているが、各駅や部署間の連絡は電話である。また、紙のダイヤグラムを見ながら確認して指示を出している。いわゆるアナログな方法なのだが、より確実に安全に仕事を進めるためには、このような方法が意味のあることになるのだろう。また、安全確認のための身体性の重要性を認識することにもなった。しかし、それでもときとして事故は起こりうる。そのための備えと訓練も重要である。

このごろは、鉄道会社の相互の乗り入れが増えてきているので、異なる会社の間での連絡の取り方など、いろいろと工夫とか試行錯誤などあることだろうと思う。

東京の地下鉄というと、半世紀以上前に大学生になって東京に住み始めたとき、なんで地下鉄が、営団と都営と二つにわかれているのだろうと不思議に思ったのを記憶している。この二つは、今もわかれたままである。私の場合、どうしても、東京の地下鉄というと「営団」と言ってしまう。「東京メトロ」に名前がかわってかなりになるのだが、昔憶えた名称はなかなか変わることがない。(まあ、これは、世代によって、「やまのてせん」だったり「やまてせん」だったり、もっと古くは「しょうせん」だったりするのに似たことにはなるが。)

もう東京に行って地下鉄に乗ることもあまりないかと思うのだが、鉄道の安全運行のためには、このような人たちの働きがあってのことだということを、改めて認識することになる。これは、いい企画の番組だったと思う。

2024年7月31日記