「雲をとらえろ!最新科学に挑む富士山頂の“研究所”」2024-10-26

2024年10月26日 當山日出夫

サイエンスZERO 雲をとらえろ!最新科学に挑む富士山頂の“研究所”

富士山頂の測候所が今は使われなくなったというのは、かなり前から知っていたことなのだが、今はどうなっているのかは知らなかった。なるほど、富士山という独立峰ならではの研究が可能になる。

今は、NPOの富士山測候所を活用する会が運用していることになるが、これからの継続的な利活用のためには、財政面を含めて根本的な措置が必要になるかと思う。

富士山頂の気象観測というと、『芙蓉の人』(新田次郎)をまず思い出す。それから、山頂にレーダーを設置するときのことは、昔の「プロジェクトX」で扱っていた。

雲のなかからマイクロプラスチックが発見されたというのは、おどろきである。まあ、今の地球において、どこでマイクロプラスチックが見つかっても、もう驚くことはないのかもしれないが。(こういうことをふくめて、「人新世」ということを考えることになるのかとも思うが。)

富士山頂だからできることが、定点観測であり、それが、天気予報や気候変動の研究につながることは、意義のあることである。

雷の観測については、かなり難しいようだ。観測できるかどうか、ということ自体が運不運という印象がある。しかし、これも観測を続けていくことによって、分かってくるものがあるにちがいない。

こういう研究にこそお金をかける必要があると思う。

2024年10月21日記

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