「クルーズ船 集団感染 〜災害派遣医療チーム 葛藤の記録〜」2024-12-12

2024年12月12日 當山日出夫

新・プロジェクトX クルーズ船 集団感染 〜災害派遣医療チーム 葛藤の記録〜

COVID-19パンデミックのことについては、総括的に考えるにはまだ時期的に早いかなという気もする。特に、政治的な判断がどうであったかということがからんでくるので、今はまだハードルの高いことになるかもしれない。

だが、当事者……医療関係者や行政の担当者、それから、報道したマスコミなどをふくめて……その証言を残しておくとすると、今しかないということもある。それをどう記録し、どう残すか、将来にどう利活用するかという課題はあるにしても、とりあえず、証言記録は残すべきである。特に、今回の件については、船の乗客や乗組員たちの証言を残しておくことは、重要である。

クルーズ船のことは、かなりはっきりと記憶している。私の記憶にあることとしては、実際の船内では、きちんとした隔離が行われていないということを示す映像が、X(Twitter)で拡散していたことを憶えている。このような投稿は、今ではどうなっているのだろうか。SNSのデータも、貴重な時代の記録であるので、企業の一存で削除されてはならないと思うのだが。

この回は、DMATに焦点をあてたものになっていた。DMATという組織の活動がどんなものであるか、広く知られるようにするという意味では、非常に意義のあることであったと思う。そして、この組織をとりあげるとき、医師や看護師といった、狭義の医療関係者だけではなく、事務の担当、ロジスティックスの担当、のことを大きくあつかっていたことは、重要だろう。(このような活動において、情報通信の確保、ロジスティックスということは、活動の根本を支えるために、非常に重要である。このことの弱点が露呈したのが、その後の日本の有様だったともいえようか。)

困っている人がいるなら、助けの手をさしのべる、当たり前のことなのであるけれど。

次週はこの続きである。これも見ておこうと思っている。

2024年12月9日記

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