コンテナ全部開けちゃいました「四日市港編」2025-02-18

2025年2月18日 當山日出夫

コンテナ全部開けちゃいました! 四日市港編

このシリーズは、気がついたら録画しておくことにしている。いろいろと面白い、へえ~、と思うことがたくさんある。それから、日本と世界の国々の物流・貿易が、日常生活とどうかかわるのか、ということの一側面を見せてもくれる。

まずは、マレーシアからきたコンテナ。中身は、糸だった。コンテナの中の段ボール箱には、TOYOBOと書いてあった。羊毛の世界的産地は、中国、オーストラリア、ニュージーランド、ということなのだが、そのうち、オーストラリアで育てて作った羊毛は、中国に送って洗浄して綺麗にして、それを、マレーシアに送って糸に加工する。それを日本が輸入して、織物の生地にしている、ということになる。番組では言っていなかったが、中国で生産された羊毛は、その後、どのように加工され、世界の市場に出ているのだろうか。

タイに輸出するのは、ベビースタラーメン。ラーメンのスナック菓子である。タイでは、インスタントラーメンをそのまま食べるらしい。袋の中のインスタントラーメンを砕いて、そこに粉末スープの粉をいれる。それを食べる。う~ん、そういう食べ方もあるのか、と感心してしまった。食文化もところが変わるといろいろである。(日本でも、チキンラーメンは、昔はそのまま食べていたりしたものである。私の世代なら、こういう経験があるはずである。テレビのコマーシャルでも、そのまま食べているというのがあったと記憶している。)

オランダに輸出しているのは、ミニショベルカー。HITACHIであった。これは、コンテナのサイズがまずあって、そこに収納して運搬できるように設計したということらしい。コンテナに三台を入れる作業は、神業というか、そのように積み込むことを念頭に設計して作ったということになるが、これはとても面白い。

台湾に輸出しているのは、アイス。日本のアイスの輸出先としては、台湾、香港、中国ということだったが、つまりは中国人ということになる。中国人は日本のアイスが大好き、ということでいいだろうか。韓国からも輸入している。

台湾のゲームセンターで、クレーンゲームの景品に使われる。これには、おどろいた。台湾のクレーンゲームでは、いろんな日用品や食料品、生鮮食品までが、景品になっている。

番組のなかで言っていたことだが、台湾では、喫茶店でステーキが食べられるらしいのだが、これも気になる。何か、別の番組で、あつかってくれないものだろうか。

ベトナムから来たのは、ガーデニング用の砂利。白い砂利は、ベトナム産がいいらしい。商品となるとなれば、何でも輸出、輸入するのが、現代の社会であることを感じる。

カナダに輸出しているのは、ビーガンのサーモン。ビーガンになりたいが、お刺身は食べたい、これは、(私の感覚としては)なんともむしのいいというか、わがままな気持ちのように思える。ビーガンであるならば、さっさと諦めればいいだけのことである。ビーガンであっても、豚骨ラーメンを食べたいというのは、人間の欲望とは、不思議なものである。こういう商品は、アラブ諸国のお金持ちに売れそうな気がするが、どうなのだろうか。

世界のビーガン市場は、かなりの規模になるという。これはこれで、一つのビジネスチャンスだとは思う。

ストラドルキャリアは、面白かった。コンテナの四隅の10センチほどの穴に、ピンを入れて運搬するというのは、最高度の技術が必要である。こういう技術があり、働く人がいて、物流の現場が動いているということは、重要なことかと思う。

2025年2月13日記

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