「宇宙の謎を解読せよ」2025-05-10

2025年5月10日 當山日出夫

たまたまテレビの番組表で見つけて録画しておいたものを見た。探してみたのだが、NHKは、この番組の単独のHPは作っていないようである。

そんなにコストをかけたというわけではないが、しかし、内容的には面白かった。最後まで見ると、監修が、大栗真宗さんであった。最新の天文学の専門家ということになる。

見ていてなんとなく思ったことなのだが、宇宙についての議論は、めぐりめぐって昔のエーテル論にかえってきているようにも思える。まだ、現在の技術では観測することのできない未知の何かで、宇宙はみなぎっている……こう考えていいのかもしれない。

あつかっていたのは、ダークマター(非常に強い力で銀河を引きつける)と、ダークエネルギー(宇宙をとめどなく膨張させていく)のことであった。どちらも、観測の結果、そういうものを想定しないと、宇宙の星や銀河の動きが説明できない現象ということになる。だが、現在の観測技術では、その正体をつきとめることはできていない。そのこころみはなされているが。

興味深かったことは、ビッグバンを、一つの説として言っていたことである。おそらく、サイエンスとしての現代の天文学としては、ビッグバンについては、非常に有力な仮説ということになるのだろう。これに対する、明確な反証がいまのところ提示されていない、という理解でいいだろうか。

それから、見ていて感じたことの一つに、女性の天文学者が多く出ていたことがある。ヴェラ・ルービンをはじめ、多くの女性の天文学者が登場していた。これは、意図的にそのように作ったのだろう。最後に、ヴェラ・ルービンの名前を冠した望遠鏡が作られるとあった。

2025年5月5日記

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