ブラタモリ「蔵王▼山頂へ!火山が生んだ奇跡の絶景&江戸時代の大ブームとは」2025-10-29

2025年10月29日 當山日出夫

ブラタモリ 蔵王▼山頂へ!火山が生んだ奇跡の絶景&江戸時代の大ブームとは

蔵王には行ったことがない。せいぜい、樹氷、ということで名前を知っているぐらいである。

多くの観光地がそうであるように、ここも、古くからの山岳信仰があって、それのうえに、近代になってからの観光地化ということがあった。ふもとの神社から、山の上の神社まで、ご神体を運んでいたということは、面白い。こういうことは、他の山岳信仰などにおいて、どれぐらい見られることなのだろうか。普通だと、山それ自体をご神体として、あがめるということが多いかと思うのだが。

賽の河原を通ることで、擬死体験をすることになる。これも、古くから各地に残っていることである。洞窟などの胎内くぐりというような形式である場合が多いかと思う。ここは、たまたま賽の河原をイメージできるような景色が広がっていたことになる。

江戸時代になって、蔵王に参拝する人が増えたということなのだが、こういう人たちは、いったいどこから来たのだろうか。それだけの人口をかかえた都市が近くにたくさんあったとも思えない。農村からということなら、農閑期でないと、来られないだろうと思うし、いったいどういう人たちが、いつごろの季節にやってきていたのだろうか。冬は、今では樹氷のイメージがあるようなところであるから、そう気楽に来られるようなところではなかったはずである。

ふもとに温泉があるのは、旅の一つの目的や楽しみであったことにはなるだろう。そこには、女性たちがいて、いろいろなサービスをしてくれたことは確かだと思うが、そういうところの痕跡は、今でも残っているのだろうか。

2025年10月27日記

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