NHKスペシャル「新ジャポニズム 第6集 千家十職 “茶の湯”の求道者たち」2025-12-13

2025年12月13日 當山日出夫

NHKスペシャル 新ジャポニズム 第6集 千家十職 “茶の湯”の求道者たち

千家十職、ということばは知っているが、具体的に、何と何と何と……ということの知識はない。

番組の意図としては、京都に江戸時代(それより、少しさかのぼるか)から続く、茶道関係の職人の仕事、ということであり、また、茶道に魅力を感じている、外国の著名人、ということになっていた。

職人の仕事ということならば、もうちょっと幅を広げて取材してもよかったかと思う。例えば一閑張。その技法のことが中心だったが、材料の和紙が何を使っているのか(どこの誰が漉いた紙であるのか)、その紙の材料の楮などは誰が栽培しているのか、漆はどこのものを使っているのか……職人の世界は、今の時代のことばいえば、サプライチェーンがいかに構築されているか、その継承はどうなのか、ということが課題かと思っている。(確か、国内で、漆を採取するための特殊な鎌を作れる鍛冶屋さんが、もういなくなるというような話しをきいたことがあるのだが、はたしてどうなるのだろうか。)

極限までシンプルであることを追求するというところに、美、を見出すということは理解できることである。ただ、これも見方によっては、美とか、技術とか、実用性とか、ということさえも無駄なものと観ずる世界にいたるのかとも考える。(ここで、強いて思うとすれば、民藝、のことになるが。)

茶道の追求するものと、職人の仕事、ということは、無関係ではないが、とりあえず分けて考えておいた方がよかったかもしれない。

抹茶が世界でブームになって、日本国内で品薄、値上がり、という話しは、ニュースなどで見る。抹茶に加工したり、あるいは、煎茶でも高給なものは、そう簡単に増産できるというものではない。(高校生まで、京都の宇治市に住んでいたのだが、もう今では、宇治市は宇治茶を大規模に栽培できるところではなくなってしまっている。私の子どものころまでは、家の近所に茶畑があったものであるが。)

どうでもいいことかとも思うが、登場していた職人さんたちの名前の示し方に揺れがあった。何代目の~~、とあることもあれば、それに並べて名前(おそらくは戸籍上の名前)が表示してあることもある。これは、京都の老舗などで、代々、同じ名前を継いでいるような場合は、戸籍上の名前を、変更することが可能だから(家庭裁判所の仕事)、その手続きをしているかどうか、ということの違いであると、思って見ていた。

高桐院が映っていた。大徳寺の塔頭の一つである。閑静な、雰囲気のいい寺である。たしか、細川ガラシャの墓があったかと憶えている。

2025年12月10日記

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