『ひまわり』「第一章 出るクイは打たれるの?」 ― 2026-04-26
2026年4月26日 當山日出夫
『ひまわり』「第一章 出るクイは打たれるの?」
1996年のドラマである。時代の設定は、1991年から始まる。
これを見るのは、三度目になるかと思う。最初の放送のとき、ときどき見ていて、その後の再放送のとき、だいたい見た。
なんとなく都合良く話しが進みすぎるなあ、と感じる部分はあるものの、全体としては、好感の持てるドラマだったと思っている。
良かったなと感じるのは、いろんな出来事について、登場人物のそれぞれの視点から、それぞれの思いを描いていて、(いまでいう)多様性ということでは、むしろ、近年のドラマよりも、非常によく作ってある。
最初の週では、女性が働くか結婚するか、また、出産するか、ということが、それぞれの立場……単に当事者の女性だけではなく、会社の上司(男性であったり、女性であったり)、また会社の同僚であったり、家族であったり、いろんな立場から、どう思うことになるか、かなり率直な語り口で言っている。これが、今の時代だったら、社会の制度設計、世の中のタテマエ、ということにかなり配慮した筋書で、台詞になるところだが、この時代のドラマでは、そういうことの息苦しさを感じない。(言いかえれば、野放図ということにもなるが。)
また、このドラマは、司法試験を受験して法曹資格を得て実際に仕事をするところまで描くことになる。ここでも、法律について、弁護士、検察、裁判官、それぞれの立場から、法曹の仕事でどうあるべきか、その違いということを描くことになっていて、ここは、非常にいいところだと思って見ていた。(こういうこともあって、法律を非常に一面的に見ていた『虎に翼』を評価する気にはならなかったということもあるん。)
登場人物も魅力的な人物が多い。あまり普通と感じる人はいないのだが、全体として、世の中はこんなもんだよなあと感じる。
語り手のリキが可愛い。
2026年4月25日記
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