日本歴史言語学会2011-05-24

2011-05-24 當山日出夫

この前の日曜日(22日)は、訓点語学会(京都大学)。で、土曜日(28日)は、日本語学会(神戸大学)。ということで、ちょうど中間の時期である。で、以前、このブログに書いたままになっていた、日本歴史言語学会、思い出して、入会の申込書を送信しておいた。

現在のHPは、

日本歴史言語学会
http://jshl.sharepoint.com/Pages/default.aspx

>>>>>

日本歴史言語学会設立総会・第一回大会次第(暫定)
時 2011年 12月 17日(土)~12月 18日(日)
於 大阪大学 豊中キャンパス(会場未定)
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/

暫定プログラム

2011年 12月 17日(土)
13:00~14:30設立総会
14:45~15:00第一回大会開会の辞
15:00~17:00設立記念シンポジウム
18:00~20:00懇親会

2011年 12月 18日(日)
10:00~17:00研究発表会
(12:00~13:00昼食休憩)
17:00閉会の辞

<<<<<

ということらしい。12月、じんもんこんシンポジウムなど、いろいろ行事のある時期であるが、出席の方向で考えておくことにしよう。

當山日出夫(とうやまひでお)



『新しい常用漢字と人名用漢字』2011-04-02

2011-04-02 當山日出夫

安岡孝一.『新しい常用漢字と人名用漢字-漢字制限の歴史-』.三省堂.2011

目次はいかのごとくである。

常用漢字と人名用漢字の歴史

人名用漢字の新字旧字

人名用漢字以外を子供の名づけに使うには

子供の名づけに関する高裁判例

新しい常用漢字一覧

新しい人名用漢字一覧

これから読む。とりあえず紹介と思って。

當山日出夫(とうやまひでお)

点字について2011-03-08

2011-03-08 當山日出夫

やっと我が家もテレビがきちんと映るようになった。これまで特に、NHK教育が映らなかった。今日は、ようやく見られるようになった。

午後の8時からの番組・・・点字をはじめよう

これは、見ておきたかった番組。というのも、(個人的にではあるが)いささかの責任を感じているからである。

コンピュータの文字コード規格(JIS X 0213:2000)の制定には、私は、すこしだけであるがかかわっている。そのとき提案したのが、点字をコード化して入れることだった。

結果的には、否決されて、規格に入るということはなかった。いまになって思えば、もうすこし強引に主張すべきであったかとも思われる。あるいはどうであったか。今でも、私のなかで、答えの出ない問題である。しかし、将来にわたって、忘れることはないであろう。

6ビットであるから、64字である。この64の文字が入っていない日本の文字コード規格は、世の中の点字をつかっている人たちに対して、責任があると、個人的には思っている。

當山日出夫(とうやまひでお)

テキストが品切れである2011-03-02

2011-03-02
當山日出夫

学校の方から連絡があって、テキストにつかう予定の本が、品切れとのこと。

小池清治.『日本語はいかにつくられたか』(ちくま学芸文庫).筑摩書房.1995

である。

ねんのため確認してみると、本やタウンでは、まだ、在庫はある(2冊)。Amazonでも在庫はある。

しかし、筑摩書房のHPでは、在庫が、「×」になっている。

やむをない。いたしかたない。次年度は、プリント配布中心ということで授業にするか(日本語史)。この本、日本文学を学ぶ学生にとっては、非常によくできた、日本語史のテキストであると思ってつかってきた。無文字言語であった日本語がどのようにして書かれるようになってきたのか。仮名文はどのようにして成立したのか。また、近代的な口語散文の成立。

今の研究からすれば、やや時代におくれたところもないではない。しかし、それは、教えるときに、補えばいいだけのこと。上述のような、日本文学と日本語について、論点をしぼって簡単に書いた本がほかにあるだろうか。

ともあれ、次年度の教材準備が、たいへんになってきた。

當山日出夫(とうやまひでお)

Wikipediaと言語2010-09-21

2010-09-21 當山日出夫

Kstigarbhaさんのコメント

>>>>>

Wikipediaについては、日本版ではなく、日本「語」版と言って頂いた方が正確ですので、助かります。

<<<<<

はい、これは、そのとおり。私のうかつでした。厳密には、Wikipediaが、単位としていのは、「国家」ではなく「言語」と理解しておいていいのだろう。このあたり、言語とメディアの関係について、これからきちんと考えていかなければならないなと、思う次第である。

當山日出夫(とうやまひでお)

内閣府、「障害」の表記についての意見募集2010-09-11

2010-09-11 當山日出夫

内閣府で、「障害」の表記についての意見募集、というのをやっている。
9月10~30日

内閣府 「障害」の表記についての意見募集
https://form.cao.go.jp/shougai/opinion-0004.html

あまり、新聞などでは、とりあげられないようであるが、「碍」の字を改定常用漢字表にいれるか、いれないか、問題になったいきさつがある。これは、「障がい者制度改革推進会議」の仕事のひとつとしておこなわれるものである。

この種のパブリックコメント、これがあること自体が、あまり広報されないということも問題かもしれないと思う。

當山日出夫(とうやまひでお)

言語生活2010-01-29

2010-01-29 當山日出夫

さて、ようやく出かける準備がだいたいできた。明日は、文字研究会(第4回ワークショップ:文字-言語生活のなかの文字-、国立国語研究所)である。当日、朝一番に行ってもまにあうのだが、やはり、一番の発表(と、開会の挨拶もある)ので、前日から行っておくことにする。

ついでに、というわけではないが、今晩は、学生のときの恩師と会う予定になっている。

発表のレジュメ類は、昨日までに国語研の方に送信しておいたので、プリントしてくれるはず。ノートパソコン(レッツノート)は、無事に動くことを確認。

別に、パワポのデータのはいったUSBメモリだけでもいいようなものである。といっても、自分のを持っていくのが慣れているので楽。それに、使用のフォントを、ヒラギノを使っているので(レッツノートだけれど)、そのまま他のパソコンにというわけにはいかない。フォントを埋め込むのも可能であるが、とてもデータが大きくなる。

ところで、言語生活、といっても最近の若い人には、もうわからないだろうなあ、とは思う。私の学生のときまでは、雑誌『言語生活』は現役であった。最終号ももっている。

独立行政法人になり、いまは、さらに、大学共同利用機関法人になった、国立国語研究所で、あえて、むかしの「言語生活」という言葉を持ち出してきてみる。これも、ささやかな、一種の意思表示である。

當山日出夫(とうやまひでお)

しれっとして(2)2009-09-23

2009-09-23 當山日出夫

「しれっとして」について書いたら、コメントをいただいた。中村健さん、どうもありがとうございます。

http://yamamomo.asablo.jp/blog/2009/09/04/4562711

ま、擬態語だから、同時に別々に発生してもおかしくはないが、もし、関西地方の方言からとすると、海軍と縁があるのは、舞鶴か、呉、になる。

個人的には、日本語研究者のひとりとして思うことは、軍隊用語の研究の重要性。近代日本語の形成と、軍隊の関係を、冷静に(イデオロギー抜きで)研究しなければと思う。

大尉(だいい)が海軍用語であるとして、では、何故、現代日本語では、陸軍式の「たいい」になっているのだろう。

當山日出夫(とうやまひでお)

心的障碍:「ことば」が社会をかえる2009-06-11

2009/06/11 當山日出夫

「ことば」が社会をかえる、と言って、かつての「八紘一宇」など連想しようというわけではない。ある「ことば」が定着するということは、その概念が社会で共有されるということ。

以前、国立国語研究所の仕事である、難しいカタカナ用語をわかりやすく、ということがあった。今は、確か、病院のことばに取り組んでいるはず。ただ、独立行政法人からの移管の問題で、どうなるか、わからないが。

このとき、二つの考え方がある。

・「ことば」は、所詮、かりのものである。実質的にどうであるかが重要。単なる言葉の言い換えで終わることは無意味である。

一方で、

・「ことば」が定着することによって、その「ことば」のあらわす概念が社会に共有される。たとえば、「バリアフリー」など。カタカナ語はいやだ、という発想もあり得る。しかし、「バリアフリー」という「ことば」で、そのことの意味に、多くのひとが気づく。このことの意義もある。(ここで、「バリアフリー」を出したのは、この「ことば」を事例にした、投稿の意見が、新聞に掲載されたのを記憶しているので。)

「心的障碍」という「ことば」が、社会に定着するかどうか。まずは、自らがつかうことから始めるべきである。(だが、「心的障碍」の人が増えることがあってはならないのであるが。)

「心的障碍」については、
tokujirouの日記
http://d.hatena.ne.jp/tokujirou/20090611/1244676596

當山日出夫(とうやまひでお)

「ことば」と「言語」2009-04-25

2009/04/2 當山日出夫

今日から、アーカイブズ学会。

途中、駅で買った本。

田中克彦.『ことばとは何かー言語学という冒険ー』(講談社学術文庫).講談社.2009(オリジナルは、2004、筑摩書房)。

私もふくめておおむね言語にかかわる研究者は、「言語」というか「ことば」という(書く)。あまり「言葉」の表記はしない。このあたりのこと、田中克彦さんなりの、説明がある。

単なる習慣といえばそれまでである。だが、このあたり、言語を専門とする人と、そうではない分野の人との、「言語」「ことば」についての、感覚の違いがある。

ただ、ここで確認しておかねばならないのは、言語の研究者の言語・ことばに対する意識の問題であって、それが、正しいということではない、ということである。

言語史と言語学史は違う、田中さんは書いている。ならば、文字史と、文字学史も違うだろう。つづきは、追って、我が家にかえってから。

當山日出夫(とうやまひでお)