ARG3082008-02-05

2008/02/05 當山日出夫

ARGの308号。メールのタイトルの方は、「307」になっている、単純ミスだろう。

まず興味深いのは、

◆私立大学図書館協会西洋古版本研究分科会

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080203/1202042225

http://www.jaspul.org/e-kenkyu/early_p_book/

である。

立命館のGCOEのプロジェクトの一つとして、日本の近世の版本を版木から考えてみようというものがある。洋の東西・古今をとわず、書物や文字にかんするサイトは要チェックである。

リンク集を見ると、未知のサイトがいくつかある。これは、今後の参考になると思う。

それから、イベントカレンダーを見て、これはと思ったのが、

一橋大学機関リポジトリ・シンポジウム 「ウェブ時代と学術コミュニケーションのゆくえ-人文・社会科学系研究成果の情報発信の新しい可能性」

http://www.hit-u.ac.jp/function/outside/news/2008/0124.html

もうすでに用語としては古びてしまった感があるが、「WEB2.0」。この概念と、このシンポジウムは、直接むすびつくものではない。しかし、単に、インターネットで情報発信すればよい、という時代から、それを、「どのように」という側面から考えるのが、「WEB2.0」の発想と見るならば、このシンポジウムの企画は、核心をついている。

また、この「どのように」という視点からは、同じARG308で紹介の、

◆電気電子・情報関連5学会、日本の電気電子・情報関連卓越技術データベース

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080203/1202042226

http://www.dbjet.jp/pub/

である。このように、専門家向け・入門向け、と分けてつくる、そして、それらが相互に行き来できるようになっている、これは、今後の、学術情報発信の一つのあり方について、考えるきっかけになる。

人文学系でも、各種の学術情報サイトがあるが、専門家向けのものは、その専門知識がないと使えない、一方、一般向けのものは、レベルを落として見栄えだけをねらってしまう、このような傾向が無いではない。専門的な内容が、専門家の利用にも役立ち、かつ、一般向けにもわかりやすく解説してある。これは、今後、考えていくべき課題であると思う。

青空文庫については、いろいろ考えてみたいが、別に。

當山日出夫(とうやまひでお)

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