岡田さんにこたえて ― 2008-10-05
2008/10/05 當山日出夫
やむをえず、「パワポ2003」と「パワポ2007」についての解説書を、オンラインで注文してしまった。同じ会社の、同じシリーズで。
岡田さんが、10月2日の記事に、コメントしてくれている。
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2008/10/02/3795355/tb
大学の授業でパワポをつかうかどうか。
非常なハイレベルの議論をすれば、大学教育における教授法の問題であり、さらには、学知の継承の問題でもある。一般的にいって、大学の先生というのは、自分が学生の時に、先生にならった、その方式を、踏襲して、今の学生に教える。
パワポを使って習ったことのない先生に、パワポを使ったらいいですよ、といっても、所詮、無理な注文かもしれない。まったく、新しいことにチャレンジするぐらいの気概がいる。
また、パワポを使うには、その時間の授業内容が、きちんと、組み立てられていなければならない。別に派手なアニメーションなどいらない。文字・概念図、この程度で十分。しかし、事前に作っておく必要がある。
理想をいえば、パワポもつかえて、そのとなりに黒板があるのがベスト。臨機応変に、黒板に字や図を書いて説明できる。
私の場合、ホワイトボードに投影する。キーワードとなる文字だけ。それに、マーカーで書き込みながら、説明する。1時間(90分)で、10枚ほど用意すればいい。
ところで、いくら教育目的とはいえ、書物のコピーを、教室でばらまくというのは、あまり感心しない。この点、ビジュアルなもの、例えば、絵画とか、写真とか、古地図とか、であれば、パワポの利用で、十分に目的は達せられるはずだと思うが。
當山日出夫(とうやまひでお)
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