CH80(4)2008-10-25

2008/10/25 當山日出夫

研究会の後は、懇親会。CH研究会の懇親会で、こんなにたくさんの人があつまったのは、いったいいつからのことだろう、と思うぐらい、たくさんの人だった。(5月の立命館での時は、大勢だったが、これは、グローバルCOE関係もあって、また、別の事情による。)

まるで、温泉旅館の宴会のようだった……と言っても、会場「ゆぽぽ」は、たざわこ芸術村のなかにある、温泉旅館そのものなのだから、そうなるのも当然といえば、当然。でも、できれば、ビヤレストランの方がよかったように、個人的には思うのであるが。

久々に、若い人が参加していた。同志社の文化情報学部の学生さん。この研究会、年齢や分野の別を超えて、ざっくばらんに話しができるところに意義があると思っている。これからも、CH研究会は続くだろうから、若い人たちが多く参加してくれることに期待したい。

懇親会が、温泉旅館というわけではなく、たざわこ芸術村の全体が、ホスピタリティがとても良い。前日の夕方、いろいろ写真を撮っていたら、従業員とおぼしき人が、きさくに、こんにちは、と言ってくれる。

わらび座のDAFが、多くのすぐれた業績をあげることができているのは、実は、こういうバックグラウンドがあってのことかもしれないと思う。モーションキャプチャのデータを取るために、わざわざ遠くからやってきて、無愛想な顔されたら、二度と来たくなくなる。

ただ、そのための装置や施設があるだけでは、モーションキャプチャ研究はむずかしいと感じる。その背景には、研究者と人(踊りを踊る人)との、信頼関係がなければならない。「ゆぽぽ」には、その信頼関係を気づく土壌がある。

「ゆぽぽ」には、できれば、再度、行ってみたい気がする。

當山日出夫(とうやまひでお)