伊藤さんの論文の紹介2008-11-27

2008/11/27 當山日出夫

伊藤信哉さんが、私のメッセージにコメントを書いてくださっている。そのコメントの中で言及されている、伊藤さんの論文。コメントに閉じ込めておく(?)のは、もったいないので、以下に、紹介のURLを転記しておく。

伊藤信哉

「近代活字史料のデジタル化と文字コード処理」

http://www.s-ito.jp/home/research/other/mojicode.html

「個人レベルにおける史料のデジタル化に関する一試論」

http://www.s-ito.jp/home/research/other/digital.html

分野は異なっても、考えるひとは、しっかりと考えているなあ、というのが、率直な印象。むしろ、人文情報学などに関与している研究者の方が、「文字」だけの議論に終始してしまって、資料(史料)との関係を、深く考えないでいるかもしれない。ここは、反省しないといけない。

ただ、かなり古い時点では、私も同じようなテーマで考えたことがある。かつて、『和漢朗詠集』の漢字索引を、PC-9801で作ったとき。いまから、20年ほどの昔。その時に書いたものを、次回の、同志社での「人文科学とデータベース」シンポジウムで、取り出して再デジタル化してみるつもり。

活字であれ、写本であれ、資料(史料)に即して考えること、この出発点を再確認しておきたい。

當山日出夫(とうやまひでお)