参議院式速記が無くなる ― 2009-01-04
2009/01/04 當山日出夫
この私のブログは、アサヒネットにつくっている。この会社が、昔、パソコン通信の会社だったころからの会員。その当時の人は覚えているだろう、「参議院式速記」のこと。(ちなみに、速記の方式は、参議院と衆議院とでは違う。)
パソコン通信のとき、一つのフォーラムを主催していたのが、この参議院式速記に実際にかかわっている方であった。
ネット版の読売新聞の記事では、参議院で、速記にかわって、パソコン(ワープロ)での入力に移行するとのこと。特殊な技術(速記)は要求されないが、単なる「テープ起こし」と考えるならば、ある程度の専門用語を知っていれば、通常の職員でも可能。
また、親指シフトキーボード(懐かしい言葉である)を使って、ある程度の訓練をつめば、ほぼ、リアルタイムで、話すとおり(聞いているとおり)に、文字化することが可能(らしい。)しかし、今では、多少おそくても、誰でもが出来る方式の方が、全体にとってメリットが大きいと判断できるのかもしれない。
時代の流れを感じさせる、新聞記事(ネット記事?)であった。
當山日出夫(とうやまひでお)
コメント
_ デジタルビデオカメラ ― 2009-01-27 13時55分00秒
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デジタルビデオデータ入力ができれば、スロービデオ再生機能を使って速記の書けない人でも速記録原稿を作成することができると言われています。
しかし、実際に、今のところ、速記者以外の人が速記録の作成に携わったことはありません。
デジタルビデオカメラによる撮影・録音ができない場合においては、今後も速記が必要です。
デジタルビデオカメラによる撮影・録音ができない場合には、速記とICレコーダーが使われています。
現場で速記をとって原稿を作成した上で、ビデオを参照して確認するというのが、今後も正確で確実な速記録の作り方であることには変わりがないと思います。
音声認識等を使った場合でも、100%正確な文章は出てきませんから、速記者が手を加える必要があります。
速記者の手がかからなくなる分、原稿の作成が速くなりますが、OA機器に頼って速記を省略するようなことをすると、今までより正確さもスピードも落ちる可能性が高いと思います。