本は地域にあるべき2009-10-20

2009-10-20 當山日出夫

多摩図書館の件、

ブログ:図書館学徒未満
多摩図書館の件
http://d.hatena.ne.jp/aliliput/20091020

に、ある都議会議員からの回答が掲載になっている。読んでみて……気になるのは次の箇所。

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今回多摩に保存してあった約15万冊の行政資料・地域資料(都・区・市町村に関するもの)を都立図書館に集約した結果、約75,000冊がダブっていたため、
<<<<<

この「行政資料・地域資料」というのは、具体的にどのようなものなのだろうか。75000もダブるというのは、いったいどのような書籍・資料なのだろうか。

書庫がない……そうかもしれない。しかし、個人で、万の蔵書があるような人間はざらにいる(たぶん、私の蔵書も万にはおよばないかもしれないが、かなりある)。75000といえば、大量のようだが、ちょっとした蔵書家、7~8人分ではないか。この程度の分量の本を所蔵することもできないのか。

むかし、ならったある先生。個人でも1万冊の本をもっている。大学の図書館は、50万冊と言っている。個人・大学で、たった、50倍の差しかない、と。これは単に量・冊数の問題であるが、収納スペースからすれば、これはたいした問題ではない。

そうはいっても、一般の書籍ではないだろう。「行政資料・地域資料」という以上は、その地域で、責任を持って保存するのが、もっとも正しいとおもうのである。

當山日出夫(とうやまひでお)

コメント

_ tanemori ― 2009-10-27 13時32分13秒

突然失礼いたします。
初めてコメントさせていただきます。
また予め申上げさせていただきます。私の書き込みが、
當山様のコメント欄を汚すことになるやもしれません。その際はお手数ですが、
削除くださいますようよろしくお願いすると同時にご容赦くださいますようよろしく
お願い申上げます。

さて、件の多摩図書館廃棄本問題ですが、以下のような見解もあります。
先のエントリーにもありました同じポット出版内にある別のブログです。

http://www.pot.co.jp/matsukuro/20091022_012237493914733.html
http://www.pot.co.jp/matsukuro/20091025_045159493914775.html
http://www.pot.co.jp/matsukuro/20091026_020453493914786.html
http://www.pot.co.jp/matsukuro/20091027_123210493914816.html

小生としましては、同意できるところもあり、一方でああ、これは拙速では?
と思う点もございます。
しかし、上記URLの記事は理想と現実、双方の問題点を上手く扱っているようにも
思われます。
ただ、地域による所蔵や保存状況による差はあるとは認識しております。
非常に難しい問題ではあると思います。
このような意味合いで複数の見解があるのは関心も集まるのでは・・・?とも
思います。
また、(是非はともかくとして)このように調べられている方もいるのかと
思う次第です。

稚拙な文章、申し訳ございません。

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