『日本歴史』日本史研究とデータベース ― 2010-01-02
2010-01-02 當山日出夫
すでに、他のブログなどでも言及されている。ARG(ブログ)でも書いてある。雑誌『日本歴史』(吉川弘文館、2010年1月号)の特集が、「日本史研究とデータベース」になっている。
ARG 2009年12月22日
http://d.hatena.ne.jp/arg/20091222/1261477846
が、まあ、ここでも簡単に目次だけでも簡略に紹介しておく。
日本史研究データベースはどこに行こうとしているのか(横山伊徳)
日本古代史研究のためのオンライン・データベース(小口雅史)
中世史研究資源としてのウェブデータベース(田良島哲)
日本近世史研究とデータベース(鵜飼政志)
インターネットで歴史研究(櫻井良樹)
中国・台湾史に関するデータベース(江川式部)
朝鮮前近代史に関するデータベース(長森美信)
朝鮮近現代史に関するデータベース(河かおる)
ぞんざいな検索、丁寧な検索(荒木浩)
日本史研究におけるインターネットの学術利用(岡本真)
そのほか、「提供者の立場から」「利用者の立場から」として、多数の寄稿がある。
そうじて、「網羅的に紹介」という感じがするが、これはこれで、各種のデータベースの紹介として、利用価値のある特集であると思う。そのなかで、やはり読むべきは、岡本真さんの文章だろう。
岡本さんは次のように記す。
>>>>>
「入手」と「共有」、そして「成果」と「過程」という視点からは、日本史研究におけるインターネットの学術利用はどのように評価できるだろうか。
(p.55)
<<<<<
として、ただ、資料(史料)のインターネットでの学術情報の流通・共有だけではなく、研究者自身が、研究のプロセスを見せていくことの価値を強調している。これこそが、真に共有されるべきものかもしれない。
人文学研究におけるインターネット利用について考えるとき、貴重な提言であることは確かである。
當山日出夫(とうやまひでお)
すでに、他のブログなどでも言及されている。ARG(ブログ)でも書いてある。雑誌『日本歴史』(吉川弘文館、2010年1月号)の特集が、「日本史研究とデータベース」になっている。
ARG 2009年12月22日
http://d.hatena.ne.jp/arg/20091222/1261477846
が、まあ、ここでも簡単に目次だけでも簡略に紹介しておく。
日本史研究データベースはどこに行こうとしているのか(横山伊徳)
日本古代史研究のためのオンライン・データベース(小口雅史)
中世史研究資源としてのウェブデータベース(田良島哲)
日本近世史研究とデータベース(鵜飼政志)
インターネットで歴史研究(櫻井良樹)
中国・台湾史に関するデータベース(江川式部)
朝鮮前近代史に関するデータベース(長森美信)
朝鮮近現代史に関するデータベース(河かおる)
ぞんざいな検索、丁寧な検索(荒木浩)
日本史研究におけるインターネットの学術利用(岡本真)
そのほか、「提供者の立場から」「利用者の立場から」として、多数の寄稿がある。
そうじて、「網羅的に紹介」という感じがするが、これはこれで、各種のデータベースの紹介として、利用価値のある特集であると思う。そのなかで、やはり読むべきは、岡本真さんの文章だろう。
岡本さんは次のように記す。
>>>>>
「入手」と「共有」、そして「成果」と「過程」という視点からは、日本史研究におけるインターネットの学術利用はどのように評価できるだろうか。
(p.55)
<<<<<
として、ただ、資料(史料)のインターネットでの学術情報の流通・共有だけではなく、研究者自身が、研究のプロセスを見せていくことの価値を強調している。これこそが、真に共有されるべきものかもしれない。
人文学研究におけるインターネット利用について考えるとき、貴重な提言であることは確かである。
當山日出夫(とうやまひでお)
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2010/01/02/4791166/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。