『ARG』418号の感想2010-03-16

2010-03-16 當山日出夫

『ARG』418号についてすこしだけ。今号は、4984部の発行。5000まで、もうすこし。

で、恒例の国立国会図書館のインタビューである。今回は、

連載企画:国立国会図書館若手連続インタビュー(6)
「信頼を最大にする務め-小篠景子さん」

個人的には、小篠さんというとARGカフェのライトニングトークのときの、紙芝居(オニギリの絵)を思い出してしまうのであるが・・・

印象に残った箇所を、一箇所、引用する。

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(前略)さっき図書館とか美術館とか文書館を分ける必要ない、ということをおっしゃいましたが、それ以前に、図書館の中でも種類によってずいぶん距離があるんです。

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利用者にとっては、国立国会図書館も、公共図書館も、大学図書館も同じように見える。また、古典籍をあつかう分野からすれば、特に、図書館と、博物館・美術館を区分しなければならない特段の理由もなかったりする。しかし、現実には、区分はあるし、さらに、図書館のなかでの「館種」のちがいがある、らしい。このあたり、将来のMLA連携にむけて、まず、図書館の内部でどうにかならないものかと思う。

それから、印象的な箇所としては、インタビューのサブタイトルにもある「信頼感」の問題。これは重要だと思う。そして、それを支えるのは、さりげなく書いてあるが、

・国立国会図書館 - 調達情報
http://www.ndl.go.jp/jp/supply/

かもしれない。公共の機関なんだから当たり前といえば、それまでのことではある。しかし、どのように、図書館の業務が運営されているのかを、きちんと知らせてあるというのは、信頼感につながる。ささえるものである。

當山日出夫(とうやまひでお)