『ARG』423号の感想2010-04-23

2010-04-23 當山日出夫

う~ん、ざんねん。年度が替わって、メールアドレスの変更などで、送信先を整理したせいか、発行部数が、4969部。もうちょっとだったのに。

今回の号、内容がもりだくだんで、どれも興味深いのだが、ひとつだけあげるとすると、岡本さんの講義資料(大妻女子大学)。このパワーポイントが公開されている。

・大妻女子大学社会情報学科共通科目「情報社会論」
第1回「インターネットとは何か」
http://www.slideshare.net/arg_editor/otsuma2010413

これをみて、ナルホドとおもうことが2点。

まず、自分の自己紹介からきちんとはじめていること。通常、(私が知る範囲で)授業のはじめに、教師が、自分の自己紹介をきちんとすることはあまりない。(私は、一応、やることにしている。科目にもよるけれど。)

それから、授業の内容として、

よくつかわれる「ウェブは、=インターネットではない

のスライド。いわれてみれば、なるほどそのとおり。だが、このあたりをきちんと説明しようとすると、インターネットの歴史から話しを始めることになるか、あるいは、現在のインターネットの世界全体を、再検討することになるのか、いずれにしてもむずかしい。そのむずかしいことを、さらりと、いってしまっている。これには、さすがであると思わざるをえない。

ところで、今号の内容で、個人的に、ちょっとだけ気になっていること。

・「アート・ドキュメンテーション学会、アート・ドキュメンテーション・デ
ィレクトリbetaを公開(2009-06-03)」(新着・新発見リソース、2009-09-22)
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090922/1253610559

についてである。これは、いろいろと学会内部の事情があって、現時点では、こうなっている。これをなんとかしようと、今、あれこれと考えているところ。私だけではどうにもできない。次の世代を担う、わかい人たちの斬新なアイデアで、きちんとしたものにしたいと思っている。どうなるかわからないが、この案件は、今年度のアート・ドキュメンテーション学会の重要課題の一つして、認識している、ということだけははっきりと明言しておきたい。

當山日出夫(とうやまひでお)