ポワロ氏講演会のことなど2010-11-08

2010-11-08 當山日出夫

JADS(アート・ドキュメンテーション学会)関西地区部会での行事のひとつである、アルベール・ポワロ氏の講演会が、ともあれ無事に終了した。

講演会HP
http://www.jads.org/kansai/2010/20101106.html

ここで、あくまでも個人的に反省点をのべるならば・・・もっと、図書館関係の人に連絡しておくべきだったかと思う。

この講演会、
・日仏図書館情報学会
・立命館GCOE ARC グローバルCOE 日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点

これらの共催である。それぞれのルートで、広報はしている。しかし、やはり、ここは、京都近辺の図書館関係者に詳しく連絡すべきだったかと思っている。

これまでの、京都などにおける、ARGの行事などで、京都の図書館関係者の人からたくさんの名刺をもらってある。いまになっておもえば、これらの方々に、個別に、メールで連絡しておくべきだったかと思う。そして、京都近辺の図書館関係者に、全体に連絡がまわるように、お願いするべきだったろう。

講演会の内容は、フランスにおける図書館員の養成・教育という制度的な問題から、国レベルでの図書館行政の概観にいたるまで、はばひろいものであった。大学図書館、公共図書館の役割分担や、相互の協力関係がどうなっているかなど。日本と比較して興味深い内容であった。

これは、図書館関係者にとって、有益であったろう。

そして、その一方で、この講演会は、図書館が中心になって主催したものではない。大学関係者(研究者)と、図書館員と、今後の協力をどのようにすすめていくかが課題であると思う。この意味で、両方の関係者が、顔を合わせる機会をつくってみるというのも意義のあることではなかったろうか。

いわゆる「デジタルアーカイブ」にせよ、「機関リポジトリ」にせよ、図書館の協力は不可欠である。いや、現状をみると、図書館を中心に動いているという方向かもしれない。このなかで、図書館員との交流の機会をすこしでもつくることには、なにがしかの意味はあるだろう。

だが、いろいろと準備におわれたりしていて、(しかも、次の週末は、JADSの秋季研究会である)、そこまで気がまわらなかった。この点については、反省しなければならないと思っている。

図書館との協力なしに、人文情報学の未来はないだろう・・・ということを感じた、講演会であった。

當山日出夫(とうやまひでお)

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